連載 合格する子どもの伸ばし方

「一点集中タイプ」の子がぐんと伸びる言葉がけ|本物の力を育てる「合格する子どもの伸ばし方」 (1ページ目)

専門家・プロ
2019年10月10日 松本亘正

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子どものタイプによって、親の関わり方や言葉のかけ方を変えたほうがぐんと伸びる。子どもは、大きく4つのタイプに分けることができる ―― 中学受験専門塾 ジーニアス代表、松本亘正氏の著書『合格する子どものすごい伸ばし方』から、わが子のタイプを知り、子どもの力を伸ばす方法を紹介します。

子どもには4つのタイプがあり、わが子のタイプを知って、タイプに合った言葉のかけ方をすることが、10歳以降に信じられないくらいぐんぐん伸びるきっかけになります。今回は「一点集中タイプ」の子がぐんと伸びる言葉がけを紹介します。

子どものタイプは、次のページからチェックできます。

【あなたの子どもは何タイプ?】チェックリストで子どものタイプを確認しよう

どのタイプの子にも大切な言葉がけ

「それでそれで?」

親が話すより、子どもの話を聞くことが、伸びるためには何より重要。子ども自身が話すことで、自分の日々の振り返りになります。振り返りの習慣は、自分を客観的に見つめることや、説明能力を磨くことにもつながりますよ。

「一点集中タイプ」の子が伸びる言葉がけは?

次のうち、「一点集中タイプ」が伸びる言葉がけはどれでしょう?(正解は2つです)

得意なことに対して
「そればっかりできても仕方がないよ」

「もし、ほしいものがあったら言ってね」

「へえ~。よくそんなにできるわね」

「○○ちゃんは、□□が本当に得意よね」
(と言いすぎる)

次のページで、正解を確認しましょう。

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松本亘正

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まつもとひろまさ|中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表|ラ・サール中学高校を卒業後、慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校。現在は東中野・自由が丘・日吉・芝浦港南など、6校を展開している。「伸びない子はひとりもいない」をモットーに、少人数制で家族のように一人ひとりに寄り添う指導を徹底、毎年超難関校に合格者を輩出している。生徒は口コミと紹介だけで9割を超える。これまでののべ指導人数は2200名以上。第一志望校への合格率は一般的に25%といわれるなか、ジーニアスは約60%超の第一志望校合格率を誇る。中学受験だけでなく、高・大受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。