連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

中学受験 入塾前の体験授業で確認すべきポイント|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2019年11月01日 石渡真由美

10月から12月にかけて各中学受験塾では、次年度の生徒募集(主に新4年生対象)に向けて、入塾テストが実施されます。しかしその前にとても大切なことがあります。その塾がお子さんに合っているかを見極めるために、体験授業に参加することです。では、体験授業ではどんなことをチェックすればよいのでしょうか?

体験授業でチェックすべき3つのポイント

体験授業でチェックすべきポイントは次の3つです。

1.授業が一方通行になっていないか
2.問題を解く時間が十分にあるか
3.板書を写す時間が十分にあるか

詳しく説明をしていきましょう。

1.授業が一方通行になっていないか

小学生の子どもにとって、授業が楽しいかどうかは大きなポイントです。先生が解説するだけの一方通行の授業だと、よほどの集中力がある子でない限り、ほとんどの子は退屈してしまいます。特に理科や社会は、子どもの興味を引き出す話(雑学も含め)ができるかどうかは要チェックです。

全教科にいえることですが、適宜先生から子ども達への問いかけがあり、自由な発言ができる授業が望ましいでしょう。ただし先生の話があまりにも脱線して、その日に教えるべき内容を教えきれないというのでは困ります。また、子ども達の発言が自由すぎて収拾がつかないのも問題です。そこをうまくさばけるかが先生の力量にかかっています。


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宮本毅
宮本毅 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)
『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)
『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)
『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。