中学受験ノウハウ 習慣づけ

【中学受験】塾通いスタートの時期に親が目を向けるべきポイントと注意点

2020年1月20日 石井知哉

中学受験合格に向けて、多くの受験生が塾通いを選びます。そこで、塾に通い始めの時期に保護者が理解・実践しておきたいポイント、注意すべきことを解説します。

塾通いスタートの時期に気をつけたい3つのポイント

塾の通い始めの時期に特に注意しておきたいのは、次の3点です。この3点は伸び悩みの原因にもなりやすいので、塾通いを始めてから1ヶ月は特に確認しておきたいところです。

【1】遅刻していないか
【2】授業中の姿勢
【3】宿題の取り組み

【1】遅刻していないか

遅刻をすると、その時間分の授業を受けていないことになります。塾の授業では、冒頭にその日の学習内容の重要ポイントが説明されることが多いので、遅刻をすると授業についていけなくなる可能性が高まります。

【2】授業中の姿勢

授業を受けていても、ボーっとしていたり、ノートに落書きをしていたり、友達とおしゃべりをしていたり、授業内容に関係のない別のことを考えていたりと、授業に身が入っていなければ内容は頭に入ってきません。

【3】宿題の取り組み

授業を受けて理解できても、時間が経てば忘れてしまうものです。そこで、授業内容を反復学習するために塾では宿題を出します。ですから、宿題の取り組みがおろそかになると理解が定着せず、次回以降の授業が十分に理解できなくなるおそれがあります。

よい塾習慣をつくるために、親ができるサポートとは?

よい塾習慣とは、次の3つをしっかりと継続していることです。

・遅刻をしない
・授業を集中して受けて理解する
・宿題を確実にやり遂げる

塾の通い始めの時期に、子ども自身が「ちょっとだけならいいじゃん」と妥協してしまうと、そこから引き上げるのは大変です。「当たり前のレベル」を高く保てるよう、よい塾習慣をつくることが大切です。

よい塾習慣をつくるために、親ができること

3つのポイントのうち「遅刻をしない」については、塾に問い合わせれば簡単に確認できます。

一方で「授業を集中して受けて理解する」「宿題を確実にやり遂げる」については、子供への確認も必要です。そこで、家庭での復習は親が付き添っておこなうのがおすすめです。

「子供が授業を理解しているか」の把握に役立つのがノートチェックです。ノートを見れば、先生が話した内容や板書をきちんと書き留めているかわかります。授業中に解いた問題の正答率もノートを見ればわかることがあるので、理解が不足している部分をテキストを使って補いつつ宿題を進めると、効率よく学習できます。

わからないことをそのままにせず、塾の先生に質問して解決することも身につけたい習慣のひとつです。授業中に手を挙げて質問するのが難しければ、授業の前後の時間を使うとよいでしょう。

塾通いどころではなくなる? こんな点にも注意しよう

小学生にとって、塾通いは新しい世界へ飛び込むようなことです。しかも小学校の通学と並行しておこなうことですから、大人が2つの仕事を掛け持ちするようなものです。

塾に通い始めた頃に注意したいのが、子供が塾に適応できているかどうか、ということです。特に「先生や周囲の塾生と関係がうまく構築できているか」は要チェックです。ここで悩みを抱えると、塾通いがストレスになり、合格に向けた学力アップの妨げになりかねません。

塾通いを成功させるコツは、通い始めの時期の子供の様子に目を向けることです。塾から帰宅した子供の表情や声のトーンなどに注意して、「普段と違うところはないか?」と観察してみましょう。

夕食の時間に、塾であったことについて子供が話すのを聴くのもおすすめです。親が相づちを打ちながら聴くと、子供も話すのが楽しくなり、「塾通いが楽しい」という気持ちを抱けます。

一方で、塾の通い始めの時期に最も気をつけたいのが「オーバーワーク」です。塾の復習や宿題に取り組むために家庭学習の時間は十分に確保する必要があるものの、スポーツや楽器といった習い事をしている場合などは、体力的に無理がないスケジュールを組む必要もあります。

「塾が楽しい」と思うようになることが、合格への第一歩

塾の通い始めの時期に心がけたいのは、子どもが「塾が楽しい」と思えるように導くことです。よい塾習慣をつくるための行動がきちんとできたら、しっかりと褒めてあげましょう。小さな成功体験を重ねると、学習効果アップにもつながります。まずは、通い始めの時期が肝心です。子供が塾に通うことが楽しみになるようにサポートしてあげましょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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