電気を通すものには何がある? 身の回りにあるものを調べて分類してみよう
世の中には、電気を通すものと電気を通さないものがあります。小学理科では、身の回りにあるものが電気を通すかどうかを調べます。たとえば、乾電池と豆電球の間にアルミホイルを挟むと豆電球が点灯します。一方、消しゴムを挟むと豆電球が点灯しません。この結果から、アルミホイルは電気を通すもので、消しゴムは電気を通さないものだとわかります。今回は、電気を通すものについて分類してみました。
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金属は電気をよく通す性質を持っている
電気を通すものには、何があるのでしょうか? 具体的には、アルミホイルや1円玉・10円玉、鉄くぎなどが思いつくのではないでしょうか? これらに使われている素材をまとめて「金属」といいます。
金属には5つの性質がある
金属には、「電気をよく通す」という性質に加えて、次の4つの性質もあります。
・たたくと薄く広がる。
・引っぱると細く伸びる。
・熱をよく伝える。
・磨くと光る。
金属を薄く広げたものとしては、金をたたいて薄い紙のようにした金箔があります。引っぱって細く伸ばしたのは針金です。鉄製の鍋を火にかけるとすぐに熱くなりますし、タワシで磨けばピカピカになります。このことから、熱をよく伝える性質や磨くと光る性質も理解できるでしょう。
さて、「金属は磁石につかないの?」と疑問に思う子供もいるかもしれません。実は、磁石につく金属は鉄やニッケルなどに限られます。金、銀、銅などは磁石につきません。そのため、「磁石につく」は、すべての金属に当てはまる性質とはいえないのです。
電気の通しやすさは「銀、銅、金、アルミニウム、鉄」の順
金属の中でも、電気の通しやすさは違います。中学受験で出題されやすい金属については、電気を通しやすい順に「銀、銅、金、アルミニウム、鉄」と覚えておくといいでしょう。ただし、ジュースのアルミ缶は、そのままでは電気を通しません。なぜなら、缶の表面に、電気を通さない塗料が塗られているからです。塗料をこすり落とせば、その部分は電気を通します。
金属以外でも電気を通すものがある
金属以外でも電気を通すものがあります。まずは、鉛筆やシャープペンの芯です。これは黒鉛と呼ばれるものから作られます。次に、レモンの汁や食塩水なども電気を通します。
黒鉛は電気を通すけれど、ダイヤモンドは電気を通さない
とじる
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