中学受験ノウハウ 塾選び

中学受験で個別指導塾に通うメリットとは?

2018年3月12日 石井知哉

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中学受験をめざすうえで多くの方が塾通いをお考えでしょう。今回は「個別指導塾」について解説します。

個別指導塾ってどんな塾?

「個別指導塾」とは、1人の先生が少人数の生徒を相手に授業を行う指導形態の塾です。小学校の授業のように1人の先生が大勢の生徒を指導する「集団指導塾」とは異なり、先生が生徒の隣について教えるという形がほとんどです。家庭教師の先生の指導を受ける形をイメージすると、わかりやすいと思います。

生徒1人に対して1人の先生が完全につきっきりとなる「1対1」形式の個別指導塾もあれば、1人の先生が複数の生徒を受け持つ、「1対2」形式のような個別指導塾もあります。当然、生徒の人数が少ないほうがきめ細かい指導が可能となるため、授業料の面では「1対1」のほうが高くなるのが通常です。

授業内容は塾によってさまざまで、学校の補習を中心とした塾もあれば、進学指導を中心とした塾もあり、どちらにも対応するという塾もあります。

個別指導塾のメリットは?

個別指導塾のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

【1】質問をしやすい
【2】先生の目が行き届きやすい
【3】授業の教科や曜日、時間を選べる
【4】生徒のペースで授業を受けられる
【5】生徒に合ったカリキュラムが用意される

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【1】質問をしやすい

ほぼ全ての個別指導塾は「質問しやすい」ことをアピールしていますから、どの教室でも、先生たちも生徒の理解度を常時確認しながら質問を促します。「わからないところをそのままにして帰宅する」といったことはほとんどありません。大勢の生徒の前で手を挙げて質問するのが恥ずかしい、というお子さんにとっては勉強しやすくなります。

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石井知哉

石井知哉

  • この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。