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理科入試、問題を作成する中学校が考えていること|なるほどなっとく 中学受験理科

専門家・プロ
2021年1月13日 水溜 兼一(Playce)

学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。

学習塾ではまもなく新学年の授業がスタートします。これから本格的に受験勉強に取り組むご家庭も多いでしょう。理科の入試問題は、ひと昔前とは内容が変化しています。問題を作成する中学校側の思いについて、小川先生に聞きました。

知識問題から「理科的思考力」を測る問題へシフト

受験生を持つ保護者のなかには、理科は「暗記教科」と認識されている方が多いかもしれません。確かに、理科の入試が知識量を測る問題を中心に構成されている学校も一定数あります。しかし近年は知識量よりも、身の回りの事象を理科的な視点で捉えて考える「理科的思考力」を測る問題が増える傾向にあります。これは難関校、中堅校の垣根を超えた全体的な傾向です。

このような傾向になっている理由のひとつは、


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小川眞士
小川眞士 専門家・プロ

小川理科研究所(東京都豊島区)主宰。都内の中学校教諭を経て、四谷大塚進学教室理科講師に。開成や桜蔭の特別コースを約25年間担当、コース生28人全員が開成中学に合格した実績を持つ。教務主任や副室長も務めた。2009年4月に小川理科研究所を開設。主な著書に、『中学受験 理科のグラフ完全制覇』(ダイヤモンド社)、『これだけ理科』(森上教育研究所スキル研究会)、『カンペキ小学理科』(技術評論社)がある。

この記事の著者

雑誌・新聞の編集・ライターを経て、現在は、通信教育企業のキュレーションサイトや大学案内のライティングなどを担当。