
今一度考えたい受験校選びの重要性と、一貫校で過ごす6年の価値|今一度立ち止まって中学受験を考える
2021年の中学入試も終わり、受験生は進学先が決まってホッと一息ついている頃でしょう。中学受験で第一志望校に進学できる子は、全体の2~3割程といわれます。第一志望校から合格を得られなかった場合は、第二志望以降の学校へ進むことになります。
「偏差値の高い学校がいい学校」とは限らない
では第一志望校に通えなかった子は「中学受験に失敗した」のでしょうか? いえ、そんなことはありません。きちんと納得して受験校を選択できていれば、たとえ第二、第三、第四志望の学校だとしても「いい学校に決まって良かったね」と考えるべきです。
なかには親の見栄やプライドで上位校しか受けさせない家庭があります。そうした家庭では「偏差値が高い学校がすなわちいい学校」と思い込み、それ以外の学校に受験する意味はないと、強気な受験をしたりします。偏差値に囚われすぎている家庭はまだまだあるのです。
わずか12歳の子どもが挑む中学受験です。最後の最後まで何が起こるかわかりません。塾や模試で「合格可能性が高い」とされていた学校が、まさかの不合格になることもよくあることです。
特に最上位校と呼ばれる学校は受験機会が1回しかないので、そのたった1回に3年間あるいは4年間の努力を賭けることになります。当然のことながら失敗してしまうこともあるでしょう。そういったケースを想定して、多くの塾では、受験校の偏差値に本人の持ち偏差値プラスマイナス10くらいの幅を持たせるようにアドバイスします。
しかし、それでも強気な受験をしてしまうご家庭はまだまだ多いように感じます。そして滑り止め校以外の学校に合格できずに受験を終え、お子さんが劣等感を持ったり、勉強嫌いになってしまったりすることがあるのです。そうなると辛い思いをするのは、お子さん本人です。
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