学習 算数

【算数の文章題】苦手克服のための4つのステップ

2022年1月22日 石井知哉

中学受験攻略のカギを握るのが、算数。なかでも多くの子がつまずきやすいのが「文章題」です。「勉強は頑張っているけど文章題が解けない……」と悩む親子に向け、解決のヒントをお伝えします。

文章題の4つのステップ

まず頑張ってもなかなか伸びないときは、一度立ち止まり、つまずきの原因を突き止めましょう。なぜなら原因を知ることで、それに合った解決策が見つかりやすくなるからです。

そして文章題で正解にたどり着くためには、次の4つのステップをしっかりと踏んでいることが大切です。多くの子は、このステップのどこかでつまずき、文章題に苦手意識を感じてしまっています。

■文章題の4つのステップ
ステップ1:読解 ―― 問題文を読んで意味を理解する
ステップ2:立式 ―― 理解した内容から数式を立てる
ステップ3:計算 ―― 立てた式を計算する
ステップ4:解答 ―― 問題文に合わせて答える

つまずきの原因をチェックしよう

では次の例題に沿って、4つのステップのどこにつまずきの原因があるかをチェックしましょう。

【例題】
算数のテストで、サクラさんはタロウさんより点数が12点高く、ふたりの合計は178点でした。このとき、サクラさんとタロウさんの点数はそれぞれ何点か求めなさい。

【答え】
サクラさんは95点、タロウさんは83点

読解 ―― 問題文を読んで意味を理解する

最初のステップは「読解」です。問題文を読んで、書いてある日本語の意味を理解する段階です。これができないと正確に式を立てることができません。

■読解
問題文をもとに、ふたりの点数の関係を正確にイメージする

  • サクラさんはタロウさんより12点上
  • ふたりの合計は178点

立式 ―― 理解した内容から数式を立てる

次のステップは「立式」です。理解した内容から数式を立てる段階です。

■立式

ふたりの合計から差を引くと、低いほうの点数ふたつ分になる

  1. 「178-12」で低いほうの点数ふたつ分を求める
  2. 「低いほうの点数ふたつ分÷2」で低いほうの点数を求める
  3. 「低いほうの点数+12」で高いほうの点数を求める

計算 ―― 立てた式を計算する

続いてのステップは「計算」です。立てた式から答えを求めます。

■計算

  1. 178-12=166(低いほうの点数ふたつ分)
  2. 166÷2=83(低いほうの点数)
  3. 83+12=95 (高いほうの点数)

解答 ―― 問題文に合わせて答える

最後のステップは「解答」です。問題文で求められている形式に合わせて答えます。

解答
「サクラさんとタロウさんの点数はそれぞれ何点か」という問いに合わせ、「サクラさんは95点、タロウさんは83点」と答える

原因別の克服法

つまずきの原因を発見できましたか? 原因がわかったら、次はつまずいている箇所に重点を置いて対策をしていきましょう。

「読解」でつまずいている場合

読解のステップでつまずいている場合には、問題文を読んでいないか、読んでいても書いてある日本語の意味を理解できていません。このステップが弱い子は、日本語の読解力が不足している可能性があります。まずは問題文を声に出して読ませたあとに次のような質問をし、子供に説明させるようにしましょう。

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石井知哉
この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。