学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/過去問】4つのステップをもとに過去問に取り組もう|中学受験のツボ[国語編]

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2022年12月09日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

今回は入試直前期のため、国語の過去問の使い方をレクチャーします。

12月に入り、多くの家庭は入試が1〜2ヶ月後に迫っている時期かと思います。入試形式や地域によっては、12月に入試日を迎える家庭もあるかもしれません。

お子さんの成績や正答率などに一喜一憂することが増える一方で、子供もピリピリし始める時期ですが、まず大切なのは落ち着くこと。大人の不安やイライラは思っているよりも子供に伝わってしまうので、直前期こそ落ち着き、いまやるべき目の前のことに集中しましょう。

過去問を解く4ステップ

国語の過去問を解くときは、次の4つのステップを意識してみてください。

  1. 時間を測って解く
  2. 要約する
  3. 根拠を確認する
  4. 分析する

ステップ[1]時間を測って解く

まずは制限時間に従い、時間を測って解きましょう。普段から解くのが遅い子や、見直しをしない子は、制限時間から2~5分の範囲で時間を設定すると余裕をもって解答できます。

 

ここで注意したいのは、声をかけないこと

たとえば残り5分になったときに「あと5分だよ」と声をかけてしまいがちですが、本番の入試では試験官が残り時間を教えてくれるとは限りません。子供の時間感覚を養うためにも、ここは我慢して何も言わないようにしましょう。

ステップ[2]要約する

2つめのステップは「要約」です。過去問を解き終わったら、

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。