学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小6理科/気象と大地の変化】重要な知識をまとめて紹介します|中学受験のツボ[理科編]

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2023年1月20日 山崎翔平

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 理科編伊丹龍義先生山崎翔平先生が担当します。
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国語算数社会

理科講師兼学習アドバイザーの山崎です。

今回は「気象と大地の変化」の単元をまとめていきます。

この単元のように“知識”に依存する分野は、極端な話、試験前日に確認しても効果が見込めます。中学受験が少しずつ始まってきた子、中学受験を直前に控える子に、試験前にぜひ確認してほしいことを伝えますので、お子さんの知識が定着しているか確認してみてください。

気象の観測のまとめ

気象の観測について確認しておきたいポイントをまとめます。

飽和水蒸気量と湿度

空気中に含むことができる水蒸気の限度量」を飽和水蒸気量といいます。飽和水蒸気量は気温によって決まっており、気温が高いほど大きくなります。

湿度は、空気中に含まれる水蒸気の量の、飽和水蒸気量に対する割合を百分率(%)で表したものです。気温26℃の空気中に含むことができる水蒸気の限度量(飽和水蒸気量)は、1㎥あたり24.4gです(※)。

たとえば空気中に1㎥あたり12.2gの水蒸気が含まれているとすると、湿度は12.2÷24.4×100=50%となります。

※問題では飽和水蒸気量が表や曲線で与えられるので、細かな数値を覚える必要はありません

百葉箱の特徴

百葉箱の特徴は、以下のとおりです。

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山崎翔平

山崎翔平

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SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。