学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/問題解法】選択肢問題の解き方|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2023年5月13日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

文章題に対して、お子さんの取り組み状況はいかがでしょうか?

上がり下がりはありながらも、順調に右肩上がりであれば良いのですが、点数が不安定だったり、成績が下降気味だったりする場合には要注意。夏に入るまえに改善策を打っておきたいですね。

 

今回は「選択肢問題の解き方」をお伝えします。

簡単そうで難しいのが選択肢問題ですから、きっちりとできるようにして点数アップにつなげましょう!

選択肢を分析しよう

まずは、選択肢の分析から始めましょう。

間違いの多くは「分析の甘さ」が原因のため、まずはしっかりと分析できるようにしたいですね。

 

分析で大事なのは、次の3つです。

  • 句読点ごとにマルバツをつける
  • 文法に注目する
  • 極端な表現を見逃さない

 

句読点ごとにマルバツをつける

「筆者の主張として適当なものを答えよ」という問いに対し、次の選択肢があったとしましょう。

地球温暖化の原因は人間の活動にあり、だからこそ江戸時代の生活を見習って、その時代の生活様式に戻すべきである。

 

この選択肢は、句読点に従って3つに分けることができますね。

<1>地球温暖化の原因は人間の活動にあり<2>だからこそ江戸時代の生活を見習って<3>人間の活動は江戸時代の生活様式に戻すべきである

 

区切ったあとは、

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。