学習 算数

「計算が苦手な子」に見られる3つの特徴と解決策

2018年5月17日 石井知哉

算数の学習において、計算は最も根本的で重要な要素です。計算が苦手な子にはどのような特徴があるのでしょうか。その原因と解決策をお伝えします。

計算が苦手な子の特徴 1.「読みにくい字」を書く

字が汚い・小さいなど、字が読みにくいと計算ミスに直結します。また、筆算や途中式を隙間なくぎゅうぎゅう詰めで書くとミスが出ます。子供にとっては「自分で書いた字だから読める」のかもしれませんが、読みにくい字に目を凝らすことや充分な余白がないことは、無意識のうちにストレスとなり、スムーズな思考の妨げになりかねません。

解決策

読みやすい字を書くためには、正しい鉛筆の持ち方(親指と人差し指でつまみ、中指で支える)が必要です。また、鉛筆の芯の先が丸まって字が太くなることも、字が読みにくくなる原因です。きちんと削り、いつも先の尖った鉛筆を使えるようにしておきたいものです。

机に向かう姿勢も重要。鉛筆を持たない方の手がお尻の下にある、頬杖をつくなど、姿勢を崩して片手で字を書くと計算の正確さ・スピードが落ちます。両手を机の上に出し、利き手でない方の手でノートやプリントを押さえて書くよう徹底させましょう。

また、「字が不自然に小さい」「ぎゅうぎゅう詰めで書く」という場合、ノートがその子に合っていない可能性もあります。成長に伴い指先の動きが精密になり小さい字を書けるようになりますが、そうなる前に小さいマス目や行の幅がせまいノートを使うと、それに合わせて書くので読みにくい字になります。

ですから、子供の発達段階に合わせたノート選びも大切です。また、「筆算の習い始めならマス目」「途中式や分数が増えるなら罫線」というように、適切なノートのタイプは学年や学習単元によって異なります。学校や塾の先生の意見も聴いて参考にするとよいでしょう。

計算が苦手な子の特徴 2.「型」を守らない

筆算や途中式にはすべて正しい手順があり、これを守ることが正確な計算に必要です。「型」を守らずに解く子は、計算ミスが多発します。例えば、次のようなケースは要注意です。

  • かけ算の筆算の最後のたし算を1の位からではなく一番大きい位から順に進める
  • 分数のわり算を逆数のかけ算に直さずにそのまま計算する
  • 途中式を書くのを面倒臭がって無理やり暗算する

解決策

「型」が未定着の場合、定着するまで反復練習をするのが最善です。「型」を無視して「自己流」で解く子の場合、まずは「自己流が損だ」と気付かせる必要があります。たとえば、同じ問題を解かせ、「型」を守った場合と無視した場合を比較させましょう。守った方が正答率は高いはずです。

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石井知哉
この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。