学習 算数

おうちでもできる中学受験算数の攻略法!志望校から逆算して計画を立てよう (2ページ目)


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苦手をつぶして、得意に変える

まず大事なことは、先ほど述べたようにお子さんの苦手分野をしっかりと見極めること。お子さんの苦手な部分をきっちり把握して、それらの弱点を補強していくことが重要です。その次に、より実践的に志望校の過去問に取りかかりましょう。算数は他の科目と比べて、学校によってその傾向が大きく変わります。志望校の過去問から求められるレベルを逆算して今のお子さまに足りない部分を埋めていきましょう。

塾に通うのは必須!?

お子さんの苦手な部分をしっかりと把握する、苦手を克服するために簡単な問題や基礎の理解まで立ち返る……こういった指導が親御さんの力でできていれば、塾に通わなくても算数の勉強はできるといえるでしょう。しかし塾をまったく利用しない場合、親の負担は非常に大きなものになります。はじめは塾なしで勉強をスタートしたとしても、お子さんの伸びが止まってしまったり、逆にお子さんの学力に親御さんの指導がついていけなくなったりしたら、家庭学習だけでなく塾の利用も検討したほうがよいでしょう。

市販のおすすめ参考書

簡単な問題や基礎を理解するためにおすすめの、市販されている参考書をいくつかご紹介します。

おすすめ参考書1.「Z会中学受験シリーズ 入試算数の基礎30」(Z会)

中学受験に必須な算数の基礎をしっかりと固めることができる一冊。お子さま自身が苦手分野を理解できていないなら、この一冊を通して学習してみることをおすすめします。お子さまによっては物足りない内容だと感じるかもしれませんが、算数は基礎が一番大切。簡単だからといって問題を飛ばさずに、一問一問丁寧に解かせましょう。

おすすめ参考書2.「中学入試 算数 塾技100 新装版(中学入試 塾技)」(文英堂)

1.に比べると、少し難易度が上がるかもしれません。塾講師が塾で教えるような解き方を丁寧に解説している一冊です。塾で教えるカリキュラムに沿って構成されているのが特徴で、入試によく出る解法パターンをこの一冊で学べます。さらに、厳選した入試問題を使ったパターン学習で、得点力UPに役立てましょう。難関中学受験向けの基礎固めにおすすめです。

まとめ

親御さんの中には算数は苦手という方も多いと思いますが、お子さま自身がどの分野でつまずいたかということを理解するためにも、親御さんも基礎を勉強し直すことは大切です。また、算数はとくに受験する中学によって大きく問題傾向が変わってくるため、志望校の算数の問題を一度確認して、どのくらいのレベルが求められているかということも理解しておきましょう。

志望校のレベルと比較して今のレベルを明確にし、お子さまに残された時間でどの分野をどのくらい勉強すればよいかということを、計画立てすることが大切です。

※記事の内容は執筆時点のものです

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