指事文字・象形文字・形声文字・会意文字を見分けるコツは? (2ページ目)
紛らわしい漢字に注意
わかりやすい漢字で分類を問うものもありますが、「あれ……?」と思う、紛らわしい漢字が出題されることもあります。
似た形の漢字で分類を問うパターン
似た形の漢字で分類を問うパターンです。たとえば、次のような漢字は形が似ているので、紛らわしく、分類を間違えやすいです。
木(象形文字) | 本(指事文字) |
未(象形文字) | 末(指事文字) |
仲間はずれを問うパターン
同じようなグループでひとつだけ違うものを抜き出す、といった問題もあります。たとえば、次の4つの漢字。どれが仲間はずれか、わかりますか?
上 | 下 | 大 | 小 |
答えは「大」です。「大」だけが象形文字で「上」「下」「小」は指事文字です。
練習問題に挑戦
指事文字・象形文字・形声文字・会意文字の見分けられるようになったか、次の問題でお子さんと一緒に確認してみましょう。
次の漢字は、何という文字でしょう。ア~エから選んで答えてください。
1.下
2.格
3.魚
4.男
5.本
6.絵
7.馬
8.森
ア:象形文字 イ:指事文字 ウ:会意文字 エ:形声文字
答え
1.下 イ (指事文字)
2.格 エ (形声文字)
3.魚 ア (象形文字)
4.男 ウ (会意文字)
5.本 イ (指事文字)
6.絵 エ (形声文字)
7.馬 ア (象形文字)
8.森 ウ (会意文字)
分類と仕組みをしっかり覚える
指事文字・象形文字・形声文字・会意文字という分類名で苦手意識を持ちやすいです。各分類の名前と仕組みがわかれば、見分けるのはさほど難しくありません。まずは、「指で表すから、指事文字」「もののかたちをかたどった、象形文字」「音が関係するから、形声文字」「意味を合わせるから、会意文字」と印象づけましょう。そのうえで、代表的な漢字、紛らわしい漢字を覚えていくとよいでしょう。
※記事の内容は執筆時点のものです
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