途中式って、何をどう書けばいいの? 算数の力を伸ばす書き方のコツを紹介
「算数では途中式を書くことが大切」といわれます。そのため、塾講師や保護者は、問題を解くときに答だけ書く子供に「途中式を書きなさい」と注意します。一方で、多くの子供たちは「途中式って、何をどう書けばいいの?」と悩みます。
今回は、算数の力を伸ばす途中式の書き方について、普段の問題演習とテスト本番のそれぞれの場面に分けて解説します。
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普段の問題演習で途中式を書こう
小学校の算数のテストでも、途中式を書かされることがあります。そこで求められるのは、「3×5=15」「5×5×3.14=78.5」のように、本当に式を書くことだけです。小学校の算数は基礎的で簡単なので、このレベルの式の書き方でも十分です。しかし、中学受験算数で実力を伸ばしたいのなら不十分でしょう。
あちこちに筆算を書き殴るのはNG
「途中式を書きなさい」と言われて、ノートや問題用紙の空白に筆算を書き殴る子供がいます。上から下へ、左から右へ、整然と筆算を書くならまだ良い方です。なかには、本人以外は(本人も?)解読不能な乱雑な字で、あちこちに筆算を書き散らす子供もいます。
見直しや丸付け後の見直しのため、筆算を残しておくことは大切です。しかし、そもそも筆算は記述問題の解答欄に書くべきものではありません。子供が「途中式を書く=筆算を書く」と思っているのなら、根本的に考え方を改めさせる必要があるでしょう。
式だけ書いても勉強にならない
たとえば「底辺が5cm、高さが6cmの三角形の面積を求めなさい。」という問題ならば、途中式は「5×6÷2=15」で構いません。公式に当てはめるだけだからです。
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