中学受験ノウハウ

中学受験の推薦入試制度はどんな仕組みになっているの? (1ページ目)

2018年3月06日 中学受験ナビ 編集部

「推薦入試」は、学校からの推薦や自己推薦により、一般入試とは違う入学試験を受ける受験制度です。高校・大学進学の際に用いられるイメージがありますが、実は中学受験でも推薦入試が行われることがあります。今回は、中学受験での推薦入試がどのようなものなのかを紹介します。

推薦入試とは? 実施している中学は多いの?

まず、推薦入試の概要や、どういった学校で導入されているかなど、基本的な情報をおさえておきましょう。

中学受験での推薦入試とは?

中学受験でも、外国からの帰国生に対する推薦枠や、スポーツや芸術活動で目立った実績をあげた者に対する推薦制度というものはあります。ですが、中学受験で「推薦入試」という場合、高校入試における「単願」「専願」と同様の、第一志望の学校に入学することを確約したうえで有利な基準で選考を受ける入試の区分を指すことが多いです。推薦の形態としては、通う小学校の学校長に推薦してもらう一般的な推薦と、自分で推薦書を書く「自己推薦」があります。

関東圏では千葉県に多い

中学受験での推薦入試は、私立中学で多く採用されています。関東圏では千葉県内の私立中学に多くみられ、たとえば東邦大附属東邦中学校高等学校、志学館中等部や国府台女子学院中学部、昭和学院中学校などが推薦入試を行っています。こういった千葉県内の中学校の推薦入試は早期に生徒を確保するために12月に行なわれるところもあり、首都圏の中学受験の皮切りになっています。

同じ関東圏では、茨城、栃木、群馬エリアでも、導入している私立中学があります。関東圏以外でも、北海道、東北、甲信越、近畿などのエリアに推薦入試を導入している私立中学はありますが、東京の、とくに上位校では推薦入試はあまり利用されていません。

中学受験の推薦入試のプロセス

推薦入試による入学を目指すなら、どういった流れで受験をすることになるのかそのプロセスを理解しておきましょう。

推薦入試を受けるには

推薦入試は、上記のとおり学校(学校長)からの推薦と自己推薦の二つのパターンがあります。志望の中学校が行なっている推薦入試の形にあわせ、学校長からの推薦状をもらうか自己推薦書を作成するかして、ほかの書類と合わせて出願します。

学校からの推薦の場合は、推薦の対象になるかどうかの成績基準を設けていることがほとんどです。基準を満たしていなければ推薦を受けることができないため、低学年からよい成績を残すよう意識する必要があります。自己推薦でも、応募基準が設けられている場合があるので、出願可能かをきちんと確認しましょう。

推薦入試のスケジュール

一般的な中学受験は1月~2月に行われます。推薦入試は一般入試と同じかやや先だって1月に行われることが多いのですが、先述のとおり中には早期に生徒を確保するという意味で12月に推薦入試を行う学校もあります。

12月に推薦入試が行われる場合は合格発表も早くなり、合格すれば早い段階で安心できます。入学まで時間の余裕が持てるのも親にとってはうれしいポイントです。しかし、試験までの準備期間が約1カ月前倒しになるので、受験までのスケジュールがタイトになってしまうのがデメリットといえます。