中学受験ノウハウ

塾以外で中学受験にかかる費用ってどのくらい? 親だからわかる見落としがちな出費

2018年9月26日 ゆずぱ

中学受験を検討する親が最も気になることのひとつは「お金」についてでしょう。私も息子の中学受験対策をはじめるときに、費用がどのくらいかかるか念入りに調べて出費計画なるものをまとめました。

ところが、いざはじめてみると塾の費用のほかにも、思いがけない出費があることに気づきます。受験生の親だからこそわかる「見落としがちな費用」を、わが家の事例を交えてまとめてみたいと思います。

交通費が大きな出費に! 定例テストや学校説明会への参加

私の息子の場合、塾以外に発生する最も大きな出費は交通費です。塾には歩いて通える範囲でしょうか? 定例テストや特別講座は、同じ教室で開催されるでしょうか? 子供に合った塾の選択は中学受験で最も大切なイベントですが、その地理的条件も大切です。なぜなら教室の場所によっては大きな費用がかかるからです。

電車で塾に通う場合、週3回以上なら定期券の検討を

中学受験をあつかう塾は、基本的に大きなターミナル駅周辺に教室がありますよね。ターミナル駅からローカル線に乗って数駅のところにあるわが家では、通塾に電車を使うことになりました。定期券の方が安いと判明し、定期券を買うことに……。

通塾にかかる交通費は家庭ごとにさまざまですが、費用に差が出るので、出費を計画する際は気をつけておきたいポイントです。

注:定期券は鉄道会社や区間によって値段が変わるので、ご自身で調べてみてください。おおむね月に14~15回程度往復する場合、定期券の方が安くなる傾向があります

毎月のテストや特別講座がどの教室で開催されるか確認を

さて、交通費についてですが、もうひとつ注意が必要です。私の場合、想定外だったのですが、息子が通う教室では毎月の定例テストや、毎週行われる特別講座が開催されず「別教室での開催」だったのです。別教室でテストや講座を受ける分、さらに交通費がかかっています。これから塾通いを検討するご家庭は、どこで定期テストと特別講座が実施されるのか、あらかじめ確認しておけるとよいと思います。

学校訪問も交通費がかさむ

交通費がかかるのは塾へ通うときだけではありません。4年生や5年生になると受験候補校を選ぶために、頻繁に中学校へ訪問することになります。おおむね10~20校は説明会に出かけることになるでしょう。特に志望順位の高い学校には、文化祭や入試直前の説明会など1校につき2~3回は訪れることになります。

書籍代は塾のテキストだけじゃない。学校案内に過去問題集も

塾で使うテキスト以外にも、さまざまな書籍代がかかります。時事問題に役立つ一般教養教材の費用や、過去問題集といった書籍代も、それなりの出費になります。

時事問題対策など、さまざまな参考書籍が欲しくなる

塾のカリキュラムをこなすだけなら、塾のテキストだけでおおよそ事足ります。ですが、ここ最近の入試問題は、時事問題や一般常識を絡めた問題も数多く出題されるので、親としては広く子供の教養をつけておきたいものです。

わが家の場合、子供向けの辞典や、歴史の漫画、そして子供向け新聞の購読などの出費があります。必須のものではありませんが、子供の勉強の合間の気晴らしと、教養の強化にとても役立つものです。

学校案内や、親のための受験情報誌も買いたくなる

志望校を選ぶときに基本的な情報をどこから入手するか? 一般的に受験情報誌などの書籍をベースに検討します。とくに学校案内の類の書籍は、偏差値・試験日・校風・学費まで網羅的に載っていて比較検討に役立つので、多くの家庭で購入の必要が出てくると思います。ただし、塾によっては無償で配っていたり、中学受験フェアなどに参加すると配布されていたりします。

過去問は受験校の数だけ購入。塾ではコピーしてくれない

中学受験で受験する学校の数は4・5校が一般的で、多い家庭だと10校受験するという家庭もあります。そして過去問の購入は受験する全ての学校分購入することになります。

四谷大塚など、無料で過去問が公開されているサービスもありますが、解説まではついていません。解説も含めた過去問演習を行うには、基本的に全校分を購入する必要があります。塾には全ての学校の最新版がありますが、当然コピーすることはできません。

文房具代、携帯電話代、お弁当代……。意外とかかる雑費類

交通費と書籍代のほか、どのような費用がかかるか……、さらに細かい出費に踏み込んでいきましょう。

ノートの消費量は小学校の約10倍! 鉛筆・消しゴムもガンガン消費

少額のようで、意外とかさむのが文房具代です……。先生や講師にもよるかと思いますが、わが家の場合ノートの消費ペースは小学校の約10倍に及びます。6年生になると1年間で150冊ほどのノートが消費されています。鉛筆と消しゴムも、ものすごい勢いでなくなるので、わが家では大量に購入してストックしています。

塾の帰りが夜なので、携帯電話がほしくなる

塾の帰りは21時や22時におよびます。小学生が夜遅くに帰宅するのは不安です。ましてや電車で通っている場合は連絡手段が欲しいものです。

親が迎えに行く場合でも、日によっては補習や自習があって、終わる時間がマチマチだったりします。そこで連絡用に、携帯電話が欲しくなります。わが家では通話専用の子供用携帯を持たせています。

塾にはお弁当を持って出かける。夏期講習期間などは、ほぼ毎日必要

親にとって馬鹿にできないのがお弁当です。調理されたものを購入するにしても、自宅で作って持たせるにしても相当の負担となります。飲み物も同様です。家庭の都合でどうしても自宅で準備できない場合は、お弁当の費用とペットボトルの飲料代もみておきましょう。ちなみに、夏期講習や冬期講習といった特別講習期間だと、ほぼ毎日お弁当が必要になります。

まとめ

塾にかかる費用や、受験料・延納金といった「受験そのものにかかる費用」は情報がたくさん溢れていますが、実際にはじめてみないと見えにくい出費は多々あります。

今回は、わが家の事例をもとに、親目線でまとめてみました。掲載したわが家の出費リストはチェックリスト形式になっています。必要かどうかは、家庭の方針によってさまざまなので、家庭でアレンジして計画してみてもらえればと思います。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

小学生の息子と娘を持つ2児の父親です。息子が4年生の夏に中学受験をしたいと宣言してから中学受験に向けた活動が始まりました。兄の姿を見た娘も中学受験をしたいと言い出し、5年におよぶ受験生活を見据え日々奮闘中です。某電気メーカーでシステムエンジニアの仕事をしながら、中学受験に挑む子供の親として活動の中での気づきや実践している工夫をブログで発信しています。

中学受験ブログ「かるび勉強部屋」
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