中学受験ノウハウ

四谷大塚の組み分けテストで良い偏差値が出ない! 活用法と対策の仕方

2018年10月01日 ゆずぱ

以前の記事『四谷大塚のテストはどんなシステム? テストを活用しない手はない!』で四谷大塚のテストシステムについて解説しましたが、数あるテストのなかでも、特に受験生の悩みが多いのが毎月のように行われる組み分けテストのようです。

理由はふたつあります。ひとつ目は毎月という短期スパンで開催されるため、対策が慌ただしく上手くいかないから。そしてふたつ目は、なかなか良い偏差値が出ないからです。本記事では四谷大塚の組み分けテストの意義と、偏差値を少しでも上げるための対策を紹介いたします。

なぜ組み分けテストに全力を注ぐ? 合格判定の参考になる貴重なテスト

四谷大塚の組み分けテストを受けはじめて感じること、それはなかなか良い偏差値が取れないという点ではないでしょうか? 筆者の息子もかなり苦戦しました。

実は組み分けテストの偏差値と、合不合判定テストの偏差値はほぼ同じくらいになります。つまり、毎月の組み分けテストでおおよその自分の位置がわかるんです。これはとても有益な情報です。組み分けテストは、最大限活用すべきでしょう!

組み分けテストと合不合判定テストは、母集団がおおむね同じ

組み分けテストで獲得した偏差値は、自分の正確な位置を知るのにとても有用です。それは判定の正確さに評価がある四谷大塚の合不合判定テストと受けている受験者層がほぼ同じだからです。

2018年に組み分けテストを受けた6年生は四谷大塚の塾生と提携塾の生徒合わせて6,000人程度(※)でした。合不合判定テストの受験者はさらに約1,000人程度(※)の受験生が加わって行われます。

※ 組み分けテストや合不合判定テストの受験者数は筆者の息子が2018年度に受験した実績から引用

受ける人たち=母集団がほぼ同じと考えられますね。母集団がほぼ同じということは、組み分けテストで獲得した偏差値は、四谷大塚の偏差値表で自分がどの学校なら合格できる位置にいるかの参考にできるということを意味します。

実際に私の息子も合不合判定テストの偏差値と前後の組み分けテストの偏差値を比較すると、例外なくほぼ同じでした。

組み分けテストは正答率も公開される。復習効果の最大化や苦手分野のあぶり出しに有用

毎月のように行われる組み分けテストも、各問題の正答率が後日発表されます。正答率は貴重なデータです。ライバル達が正解している問題は、自分も確実に得点しなくてはなりません。

一方、誰も解けない問題を一生懸命やっても意味がないですよね? 問題ごとの正答率は受験生にとって最も大切なデータのひとつなんです。

正答率が公開されるテストは貴重です。それが毎月あるのですから、組み分けテストを活用しない手はないでしょう。

組み分けテストの出題範囲は四谷大塚の予習シリーズから。テスト対策が受験対策に

組み分けテストは四谷大塚の予習シリーズのカリキュラムに沿って出題されます。予習シリーズのカリキュラムは1週間に1単元ずつ、年間で39週のカリキュラムが組まれています。そして5回に1回の割合で総合回という単元があり直前の4回分の総復習をするというサイクルです。

組み分けテストはこの総合回のタイミングで実施されます。出題範囲も総合回の内容からとなります。

四谷大塚の予習シリーズは中学受験を目指したカリキュラムとなっているため、組み分けテストの対策に全力で取り組むことで、受験対策にもなります。

実際に息子と受験会場に足を運ぶと生徒達は真剣そのもの。まるで受験の本番のような緊張感もあります。これは四谷大塚提携塾の各校舎で組み分けテストに力を注ぐよう指導されているためと思われます。

組み分けテストは受験生にとって重要なテストであり、全力を注ぐ意義が伝わりましたでしょうか? それでは攻略法に参りましょう!

組み分けテストで偏差値を上げるための効果的な対策の仕方

それではいよいよ組み分けテストで良い成績を上げるための対策についてお伝えします。いうまでもなく出題範囲である四谷大塚の予習シリーズを勉強すればよいのですが、効果的に対策するのであれば、四谷大塚から販売されている 週テスト問題集 をテスト形式で学習することをおすすめします。

四谷大塚の週テスト問題集をテスト形式で徹底的にやり込む

四谷大塚の週テスト問題集とは四谷大塚で実施している週テストの過去問題集です。週テストとは週1回その週に学習した単元が出題されるテストなのですが、出題形式は組み分けテストとそっくりです。もちろん出題範囲は予習シリーズからなので範囲も同じです。

ポイントは「テスト形式」で学習するということです。ここでいう「テスト形式」とは、「時間を測って真剣に解いてみる」、「答え合わせをして間違った問題を記録する」、「なぜできなかったかを考え出来るようにする」という3つのステップを踏むこととしています。勉強の鉄則ですね。

自分のレベルにあった問題を選択し、時間を測って解いてみる

週テスト問題集ですが、実は難易度に応じた4つのレベルの問題があります。偏差値が50に到達しない生徒向けの「a問題」から御三家などを目指す生徒向けの「s問題」の4つのレベルです。決して背伸びをせず子供にあったレベルの問題を選びましょう。そしてテスト本番と同じように時間を測って解いてみます。

ここで私の息子がよくやってしまうあまり良くない事例を紹介します……。

時間が余ると見直しもせずに終わりにしてしまうという行動です。本番ではないので気持ちはわかるのですが。丸つけの後の間違い直しで、落ち着いてやるとすんなり解けてしまう。これは本来の間違い直しでは無いので、テスト時間中の見直しで拾うようクセをつけるのが良いでしょう。

間違った箇所を記録し、予習シリーズで解き方を確認する。これの繰り返し!

時間を計測しながら本気で問題を解いたら、間違えてしまった問題の記録です。記録には色々な方法がありますが、わが家では問題用紙にシールを貼って記録しています。シールは筆記具で書き込むよりも目立ちますし、剥がすことができるのがメリットですね。

最後は最も大切な工程である「直し」です。週テストの問題集には解説がついていますが、解説で理解できない場合は、予習シリーズに戻ってみると、案外すんなり理解できる場合があります。それでもわからない場合は、塾の先生への質問や、親のフォローで着実に解ける問題に変えていきましょう。

予習シリーズをベースにしているため、極端に正答率が低い問題はほとんど出題されませんが、ごく稀に正答率が5%未満の問題が紛れ込んでいます。どうしても理解できない問題があった場合、1回のテストに1〜2問であれば、割り切ってしまうのもよいでしょう。

まとめ

四谷大塚のテストシステムのなかでも、特に生徒達の関心が深く、同時に悩みも多い組み分けテストの意義と攻略法をお伝えしました。

組み分けテストの対策は受験対策につながるものです。自分の立ち位置を把握できる、貴重なテストだといえます。攻略はシンプルで、週テストをテスト形式で徹底的に実施することです。週末の半日程度を使えば、できる対策ですのでぜひお試しください。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

小学生の息子と娘を持つ2児の父親です。息子が4年生の夏に中学受験をしたいと宣言してから中学受験に向けた活動が始まりました。兄の姿を見た娘も中学受験をしたいと言い出し、5年におよぶ受験生活を見据え日々奮闘中です。某電気メーカーでシステムエンジニアの仕事をしながら、中学受験に挑む子供の親として活動の中での気づきや実践している工夫をブログで発信しています。

中学受験ブログ「かるび勉強部屋」
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