他人と比べられることがなく、テストの順位も出ない。 自分らしさを大切にできるアットホームな女子伝統校

女子校

普連土学園中学校

卒業生 N さん

今回お話をきいたのは、普連土学園中学・高等学校(以下、普連土学園)の卒業生で、筑波大学 生命環境学群 生物資源学類1年のNさん。普連土学園は、1887年にキリスト教プロテスタントの一派であるクエーカー(フレンド派)の精神に基づいて設立された歴史を持つ女子伝統校です。国際交流が盛んで、英語教育と理科教育に定評があり、海外で活躍する卒業生も多く輩出しています。また、理系の大学・学部への進学者も例年35%以上と、多彩な人材が育っています。

目次
普連土学園中学校:卒業生 N さんに聞きました
  • 普連土学園の雰囲気を教えて下さい。
  • 日本ではめずらしいキリスト教クエーカーの精神に基づいた学校であることは、普連土学園の最も大きな特色です。日本ではあまり聞き慣れない宗派ですが、具体的にはどのような教育が行われているのでしょうか。
  • とくに印象に残っている行事はありますか?
  • 所属していた「吹奏楽部」は、どのような雰囲気でしたか?
  • 大学受験に取り組む雰囲気はいかがでしたか? 同級生はどのような進学先を選ぶことが多かったですか?
  • 理系の大学に進学する生徒も多いですね。その理由はなぜだと思いますか?
  • 進路指導や大学受験に向けたサポートで「ここが良かった」と思うことは?
  • 出身校の「ここが素晴らしい!」「ここが自慢!」という点を教えてください
  • 出身校は、どんな人が向いてると思いますか?
  • 最後に、これから中学受験をするお子さんやご家族にアドバイスをお願いします。

普連土学園の雰囲気を教えて下さい。

「アットホーム」という一言に尽きます。1学年に120人しかおらず、高校からの編入等もないため、高校生にもなると話したことがない同級生はほとんどいません。学校に行けば本当に多くの人と喋ったり、お弁当を食べたりします。そして友達同士の信頼関係が厚く、本音で語り合えます。

また、「少人数の女子伝統校」ということで、手取り足取り面倒をみてくれるようなイメージを持たれがちですが、生徒の個性を尊重して好きなようにさせてくれる先生が多く、自由で自立した校風です。

長い歴史のなかで培われてきた独特の取り組みや、時代に流されず大切にしてきた価値観があり、それを誇りに感じている生徒・卒業生・先生は多いです。

生徒はみんな仲が良くコミュニケーションが活発なので、校内は活気があって明るくにぎやかです。そこは世間のイメージとのギャップがある部分かもしれません。

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取材・文:親子のための中等教育研究所

2019年設立。中学受験を切り口とした教育分野の研究をおこうなう。運営するnote「中学受験Style」で保護者のための情報を続けている。

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