今回お話をきいたのは、 浅野中学校・高等学校(以下、浅野)の卒業生で、東京大学 前期教養学部 文科三類1年のTさん。実業家であった創立者の理念や生き様に根ざした「九転十起」の人間教育が特徴。2021年は東大合格者数が50名に迫り、質の高い学習指導や進学指導でも評価が高い男子伝統校です。
- 神奈川県の男子中学受験において、浅野は「栄光・聖光の併願校」などといわれることもあります。まず、中学受験を終えて浅野に入学したときの気持ちを教えて下さい。
- 「学校行事」で印象的だったものはありますか?
- 所属した「歴史研究部」はどのような部活動でしたか。
- 授業や学習指導については、どのように感じていますか。
- 先生方の面倒見が良いのが特徴なのですね。
- 大学受験に取り組む雰囲気はいかがでしたか?
- お友達はどのような進学先を選ぶことが多かったですか?
- Tさんも含め、東京大学合格者を多く出していますね。学校ではどのようにサポートしていたのでしょうか。
- Tさんが東大を目指した理由は?
- 最後に、学校選びや中学受験生活へのアドバイスをお願いします。
神奈川県の男子中学受験において、浅野は「栄光・聖光の併願校」などといわれることもあります。まず、中学受験を終えて浅野に入学したときの気持ちを教えて下さい。
当時、浅野は第一志望校ではありませんでした。浅野の同級生にも、2月1日に栄光や聖光を受験したが不合格だったという生徒が少なからずいて、低学年のうちは自分たちが「2番手」ということを、みんなで冗談めかして自虐ネタにするような場面もありました。でもそれは決して卑屈な感じではなく、学年が上がるにつれ、そのような話題が上がることも少なくなっていきました。