中学受験ノウハウ 勉強法

「復習しづらいノート」になってるかも? 知っておきたいノートの取り方

2018年12月07日 松中律帆

お子さんのノートの取り方が気になったこと、ありませんか? ただ書くだけでなく書いたあとに復習に活用できるようなノートになっているかは非常に大切です。今回は学校でも塾でも使える復習しやすいノートの取り方を解説します。

こんなノートはNG! やりがちな復習しづらいノート

そもそもノートの効果的な取り方は、学校でも塾でもあまり教えてくれません。ですから、お子さんのなかには復習に役立てづらい、見にくいノートを作ってしまっている子もいます。

そのなかで、もっともよく目にするのが算数のノートで途中計算を消してしまうというもの。

式は思考過程です。途中で間違えた場合、どこがわかっていなかったのかを解答・解説と見比べることで、効率的に復習することができます。ノートづくりで大切なのは復習に役立てること。思考の過程を消してしまうのはよくありません。間違え経緯は大切にしましょう。また、正解した場合も、「解答の方が効率的な解き方をしているなぁ」など、気づけることがあります。

復習に活用できるノート術 ―― 授業ノート編

復習しやすいノートはどのように取るのがいいのでしょう。基本的には、

1)計算・間違えは消さない
2)読みづらい字で書かず、大きい字で書く

この2点を守っていれば復習しづらいノートにはなりません。

さらに、授業を聞いて自分が思ったことを書き留めておけば、復習の効果が上がります。ここで書くのは、次のようなことです。

1)単純な感想
2)前習ったこととで関連があること
3)疑問点・復習したいこと
4)家で復習するときのポイント(ここは重点的に勉強する!など)

ノートには、これらを書き込む専用のスペースを取っておくのがよいでしょう。

端から5センチくらいのところに線を引いておいて、板書と思ったことを書くスペースを分ける方法が簡単です。こうすれば、板書と混ざってしまうのを防げます。一定のスペースがノートの中にできると、空間を埋めてみようという気になるのでおすすめです。

このノート術は、復習しやすくなるだけでなく、授業中の集中力アップにも役立ちます。考えられることはないかを探しながら、能動的に授業を聞くことが自然とできるようになるからです。授業をついぼんやりしてしまう、という子供にもこの方法はおすすめです。

復習に活用できるノート術 ―― 家庭学習編

家庭学習にノートを使う場合にもいくつかコツがあります。それは、書くこと自体に時間をかけすぎないことです。

よくあるのが、かわいいイラストや図をつけてカラフルなノートにしてしまうこと。まじめに勉強しているように見えますが、時間がかかりすぎてしまううえに、復習しづらくなります。

ノートづくりには書いて覚える、という目的もありますが、復習に役立てるためにするものです。そのためにも、効率よく、かつ綺麗に、がポイントとなります。

まず、時間をかけないために、テキストにあることは丸写しせずページ数だけを書いておきましょう。これだけでもずいぶん効率が上がります。そして、文字を大きく書き、詰めすぎないことが基本です。

色数は最低限に抑え、基本は黒で重要なところに色ペンを使うことで見やすくわかりやすいノートになります。

また、復習ノートは科目ごとに一冊でまとめることが復習しやすくするコツです。管理できるようであれば、バインダーでノートを作るのもよいでしょう。ページをあとから追加でき、インデックスをつくれる点で非常に便利です。

上手にノートを使って復習の効果アップに!

復習でノートをうまく使えれば、格段に勉強の効率が上がります。まずは、文字を大きく書き、詰め過ぎずない、間違えた箇所は消さない、を徹底するところから始めてみてください。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

現役東大生ライター。中学受験を経験し、難関私立中高一貫校に合格。その後、東京大学へ進学。現役東大生としての経験を活かし、おもに勉強法や受験関連記事のライティングに携わる。受験生やその保護者の立場に立った記事の執筆を心がけている。