本人にとってはなんとなく始めた中学受験。入塾時はそれなりの成績で評判のいい新興の受験塾A塾に入塾するも1年で下位クラスへ転落。講師との反りも合わずに通塾をあきらめた少年は思わぬ力を発揮します(前編はこちら)。「6年生での転塾が結果的によかった」と話すのは、長男・翔くん(仮名・中学生)の受験を終えた母・多恵さん(仮名)です。転塾までの様子を聞いた前編に続き、後編では受験当日までの道のりを伺いました。
- 少人数自習室アリの塾への転塾。成績も回復
- 6年秋の見学で見つかった、本当に行きたい学校
- まさかのピアノが役立った。最終日に手に入れた合格
少人数自習室アリの塾への転塾。成績も回復
15人編成のクラスが12クラスも存在するほど人気だった新興塾A塾から6年生での転塾を決意した翔くん。移ったのはひとクラス5人という少人数クラス編成の栄光ゼミナールでした。新興塾A塾での成績が下降気味になったのは5年生になってから。3年生2月のA塾入塾当初は中間クラスをキープしていた成績が徐々に下がり、退塾当時の偏差値は38あたりにまでなっていたと言います。