難関校の渋谷教育学園幕張中学校(渋幕)を第一志望に、順調に受験勉強を続けてきた村上家の美羽さん(仮名・中学生)。模試の成績は平均で合格可能性80%をキープ、まれに苦手な国語が振るわないときにも60%から70%は維持できていた優秀な生徒でした。塾の先生たちからも第一志望に太鼓判を押され、「失敗しなければ大丈夫」と言われたほどでした。そんな親子に、まさかの事態が起こります。
- 最初から一番上のクラスに。小1から通った受験塾
- 学校見学で決めた第一志望校“渋幕” 塾の先生も異論なし
- 子どもに「ストレスがある」前提でサポート。夫婦で決めた協力態勢
- 模試で失敗したことがなかったが……
- 第一志望校 二回目の試験の3日前に39度の熱!朦朧としながら力を振り絞る
- 大切なのは、子どもの希望に最後まで寄り添うこと
模試で失敗したことがなかったが……
受験生活の中で、母の智香さん(仮名)に「宿題をサボるなら、受験をやめてしまいなさい!」と言われても「絶対にやる!」と、受験勉強に邁進していた美羽さん。「どんなことがあっても『受験をする』という娘の意志は固かったですね」と、智香さんは振り返ります。