両親も本人も、中学受験は意識していなかった谷山家のさくらさん（仮名・中学生）。しかし、小3のときに受けた全国統一小学生テストで優秀な成績をおさめたことから中学受験塾に通いはじめ、やがて「女子御三家」の一角、雙葉中学校を目指すようになります。「私は雙葉に行く」という本人の強い気持ちが、受験勉強を推し進める大きな原動力となりました。同時に、中学受験に疎かった母親の絵美さん（仮名）も、雙葉攻略に向けて情報収集をはじめます。
目次
前編
- 中学受験は意識していなかったのに、まさかの好成績
- 「この子は女子学院か雙葉は目指せる」塾の先生の言葉に驚く
- 地頭のよい天才肌 コツコツやらせるのに一苦労
- 「私は雙葉に行きたい！」目標を見つけたことで火がついた
- 「受験勉強で苦労を乗り越え、達成感を味わってほしい」という父親の願い
後編
目指すは憧れの雙葉。志望校特訓の積み重ねが本番で一気に開花
- 外部模試も受けて「雙葉対策」を万全に
- 苦労した併願スケジュール。フローチャートを作り、念入りに確認
- 何度も繰り返した志望校模試。徹底した分析が役立った
- 中学受験は親の並走あってこそ。1人では走り切れない
外部模試も受けて「雙葉対策」を万全に
地頭の良いタイプで、コツコツ学習するのが苦手だったさくらさんを、なんとか勉強する態勢にもっていった母親の絵美さん。5年生の春休みから6年生の夏にかけては、SAPIXに通いながら外部生として早稲田アカデミーの志望校別模試も何度か受けました。「この模試を体験したことはすごくよかったですね。早い段階から雙葉にそっくりの模試の経験を積めて、同じ雙葉を目指す子たちのなかで競い合う、いい経験ができたと思います。また、かなり詳しい雙葉攻略の資料も貰えて、情報収集の面でも非常に助かりました」（絵美さん）
