中学受験ノウハウ 通塾の悩み

手間のかかる「塾弁」をすばやく作るコツ

2019年3月08日 稲石加奈

塾のお弁当づくりは手間がかかるものですよね。家事に仕事と忙しいなか、お弁当まで用意しなければならないのは、親にとってかなりの重労働です。

塾弁をすばやく作るコツ

子供が喜ぶお弁当を時間をかけずに作るには、どうすればよいのでしょうか。これまで塾講師として見てきた生徒たちの塾弁のなかから紹介します。

冷凍食品は頼もしい存在

冷凍食品は、時間がないときの救世主です。惣菜の詰め合わせや食べごたえのある主菜など、使うひとのニーズにあわせた多くのラインアップがあります。親御さんのなかには冷凍食品を使うことに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、わたしが見てきた限り、子供は美味しそうに食べていました。

また、自然解凍でそのまま食べられる冷凍食品であれば、詰めるだけで完成します。色あいを気にする場合には、ホウレンソウを使えば緑が入り、冷凍ミニグラタンや冷凍コロッケなどの主菜を使えば黄色を加えることができます。赤は足りなくなることが多いので、ミニトマトをぜひ用意しましょう。3色そろうだけで、ぐっと美味しく見せることができます。

作り置きレシピを有効活用する

作り置きレシピで対応している保護者の方も少なくありません。ごぼうのきんぴらや切干大根、ひじきの煮物、小さなハンバーグといった冷凍しやすい惣菜をまとめて作ったあとにカップに小分けにして冷凍し、そのままお弁当箱に入れるというやり方です。自然解凍で食べることができます。作り置きレシピのサイトや料理本も増えていますので、ぜひ参考にしてみてください。

時短レシピでメインのおかずを作る

「塾弁を作る時間がない!」というときは、「焼くだけ」「茹でるだけ」のおかずを作りましょう。塾でよく見かける塾弁のおかずは、鮭の塩焼き、ゆで卵です。魚焼きグリルは後片付けが手間なので、フライパンで焼くのがポイントです。ゆで卵はレンジで使える調理器があると、茹でながら菜箸で転がす手間を省けます。副菜はインゲンのゴマ和え、ピーマンのおかか和えがおすすめ。レンジでチンして調味料を混ぜるだけで完成します。時短レシピをつかって、効率化をめざしましょう。

インスタントスープを活用する

温かい汁物やごはんを楽しめるランチジャーを塾弁に使っている生徒も多くいます。温かい食事は子供にとってありがたいものです。「汁物までつけると手間がかかる」と思うかもしれませんが、インスタントのお味噌汁やスープを家で作って持ってくる子は珍しくありません。インスタントなら、子供が自分で作ってお弁当に詰めていくこともできますから、子供に手伝ってもらってもらうのもよいですね。

無理をして塾弁に手をかける必要はない

中学受験生は学年が上がるごとに、塾にいる時間が長くなります。季節講習では朝から夕方まで授業を受けるところが多いですし、授業後自習で残ることも多くなります。昼用と夜用、ふたつのお弁当が必要になることもあるでしょう。

手の込んだ塾弁を作るとなると、料理が苦にならない方でないと長続きしません。しかし、時短料理やインスタント食品であっても、いまでは健康に気をつかった美味しいメニューが増えています。「炭水化物とタンパク質が多いから、野菜も入れておこう」といったバランスにさえ気をつけておけば、手の込んだものを作らなくても子供が喜ぶ塾弁になります。親のサポートも子供の学年に比例してハードになりますから、無理せず塾弁を作っていきましょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

フリーライター。大学卒業後、書店に勤務し、実用書や旅行書、新書等、幅広く売場を担当。書籍を扱うプロとして常にアンテナを張り、多岐にわたるジャンルに対して学びの姿勢を貫く。その後、医療系商社勤務を経て、難関中学受験をメインに据えた進学塾の講師を務める。出産を機に退職し、現在はフリーライターと双子の母を兼業中。台風のようなちびっ子たちに日々振り回されている。