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家族で行きたい、中学受験にも役立つ観光スポット[長野編]

2019年8月01日 小林悠樹

日本のほぼ中央に位置する長野県は、多くの山岳を有していることから「日本の屋根」とも呼ばれる地域です。登山やスキー・スノーボードができるスポットが点在していて、年間を通じて多くの旅行者が訪れます。また、東京・名古屋・大阪から電車を使って2~3時間ほどでアクセスできるなど、利便性がよいのも魅力のひとつ。今回は「中学受験につながる」という観点から、長野県のおすすめ観光スポットやグルメを紹介していきます。

長野の地理・気候についてチェック

海に面していない都道府県は全国に8つあり、長野県はそのうちのひとつ。海から遠く離れているため、長野県は内陸特有の気候です。

内陸性気候は「夏と冬」「昼と夜」の寒暖差が大きい

日本アルプス周辺の気候は「内陸性気候」「中央高地式気候」と呼ばれます。標高が高いため、年間の平均気温は比較的低め。夏と冬、そして昼と夜の寒暖差が大きいのが特徴です。もっとまた、長野県は周囲を山脈に囲われていることから季節風の影響を受けづらく、1年を通じて雨が少なく気温も低い傾向にあります。

寒暖差が大きいので、夏でも寒さ対策を忘れずに

長野は昼と夜の気温差が大きいため、服装には注意が必要です。たとえば、夏のお昼ごろは30℃近くまで気温が上がることがありますが、夜は20℃前後まで下がることも少なくありません。そのため、暑い時期でもパーカーやジャケットなどの羽織りものは忘れず持っていくようにしましょう。もちろん、春・秋も同様です。昼間は半そでで過ごせても朝夕は冷えこむので、寒さ対策には万全を期してください。冬の時期についてはいうまでもありませんが、しっかりとした防寒対策が必要です。ダウンジャケット、マフラー、ブーツなど、暖かい格好をして観光を楽しみましょう。

中学受験にもつながる長野県のおすすめ観光名所

続いて、長野県にある観光スポットを紹介します。

夏は登山、冬はスノースポーツが楽しめる日本アルプス

日本アルプスとは、中部地方にある3つの山脈の総称。飛騨山脈(北アルプス)・木曽山脈(中央アルプス)・赤石山脈(南アルプス)を合わせて、日本アルプスと呼びます。それぞれに有名な山岳があるので、その一部を以下に紹介しておきます(長野県以外の山岳も含む)。

【北アルプス】
・槍ヶ岳 ・白馬岳 ・北穂高岳 ・燕岳

【中央アルプス】
・宝剣岳 ・木曽駒ケ岳 ・空木岳 ・恵那山

【南アルプス】
・甲斐駒ケ岳 ・仙丈ヶ岳 ・鳳凰三山 ・北岳

北アルプスの白馬岳は国内最大級のスキー場が、中央アルプスの木曽駒ケ岳には、日本最高の高低差を誇る「駒ケ岳ロープウェイ」があります。また、長野県から少し外れますが、南アルプスの北岳は国内で富士山に次いで高い山であることも覚えておくといいでしょう。日本アルプスでは、暖かい時期には登山やトレッキング、雪の時期にはウィンタースポーツができるので、ぜひ大自然のなかでのアクティビティを楽しんでみてください。

大河ドラマ『真田丸』の舞台にもなった上田城周辺

上田市にある上田城は、真田昌幸(真田幸村の父)によって建てられた城で、大河ドラマ『真田丸』や映画『サマーウォーズ』の舞台にもなりました。この上田城は江戸時代、徳川の進軍を2度にわたり撃退した歴史を持ちます。「敵に落とされなかった」→「受験に落ちない」とかけられることから、お城の近くにある真田神社は合格祈願のパワースポットにもなっています。上田城周辺にはそのほかにも、上田地方の歴史を学べる「上田市立博物館」、明治時代の街並みが今もなお残る「柳町」など、いろいろな見どころがあります。

長野県の名産物・郷土料理を味わおう

長野県の食文化にはどのような特徴があるのでしょうか。最後に旅行で楽しみたい長野グルメをご紹介していきます。

農業が盛んな長野県。3大都市圏への出荷も多い

長野県は野菜や果物の生産が盛んで、レタスやセロリ、しめじ、えのきなど、全国1位の生産量を誇る品目を多く持っています。果物はリンゴやブドウ、ブルーベリー、洋ナシなどがよくつくられており、カーネーションや菊といった花の栽培もおこなわれています。高速道路を使えば、関東・東海・関西へすぐにアクセスできる立地条件も、農業が盛んな理由のひとつです。

信州そば、やたら、野沢菜漬け……さまざまな郷土料理

現在では米づくりが普通におこなわれている長野県ですが、県内の土地はもともと稲作に不向きな土壌でした。そういった背景からお米の代わりにそばの栽培がおこなわれるようになり、「信州そば」の文化が発展していきます。ひと口に「信州そば」といっても、そば粉の種類や実の挽き方、打ち方などはじつに多種多様です。「戸隠そば」「更科そば」「行者そば」など、製法や食べ方によって名称も細かく分類されています。長野を訪れた際は、いくつか食べ比べてみるとおもしろいかもしれません。

このほかにも、夏野菜を”やたら”に刻んだ野菜のふりかけ「やたら 」、信州を代表する漬物「野沢菜漬け」など、たくさんの郷土料理があります。また、周囲に海がないことから魚類を手に入れるのが難しかったため、「蜂の子」や「いなご」といった昆虫食文化も盛ん でした。現在でもその食文化が残っています。

地域差を探しながら旅をすると、家族旅行がより充実したものになる

長野県の面積は都道府県のなかで4番目に大きく、南北に長いことから、同じ県内でも地域によって気候や文化が異なります。たとえば、山間の寒い地域では温かいそばがよく食べられたり、盆地で夏場に気温が上がる地域ではざるそばが主流だったりします。「地域によってどのような違いが見られるのか」ということを、自分なりに探してみるのもおもしろい試みです。好奇心を持って旅を楽しみ、学びにつなげていけるとよいですね。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

宮古島在住のフリーライター。1988年神奈川県生まれ。一橋大学卒業後、食品メーカーに勤務。結婚と妻の出産を機に、宮古島へ移住。宮古島で校正・執筆業に営む。学習教材の校正や、宮古島の観光情報誌・ウェブサイトなどで執筆。