
子供に自信をつけるためにすべきことと、子供の自信を奪うNGワード
塾や家では難なく解けていたはずの問題なのに、テスト本番になると急に解けなくなってしまう。いわゆる「本番に弱い」というのは、受験生にとって悩みのタネですよね。その大きな原因となるのが、「自信がない」というもの。受験に限らず、お子さんが自信をもっていないと、存分に力を発揮することができません。そこで、子供に自信をつける方法について考えていきましょう。
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- 自信をつける最善の方法は?
- 「失敗で終わらせない」ことが自信を育む
- これは禁句! 子供の自信を奪う「親のNGワード」とは?
- 【1】マイナス評価を植え付ける
- 【2】兄弟姉妹、同級生など、他者と比較する
- 【3】結果をなじる
- 【4】全否定する
自信をつける最善の方法は?
「自信」とは「子供が自分自身の力を信じられること」です。つまり、子供が「自分ならできる、大丈夫だ」と思えるように気持ちを向けていくことが大切です。そのために最も有効なのが、「自分でできた」という経験を増やすことです。「成功体験を積み重ねる」と言い換えることもできます。
たとえば、
・かけ算九九を全て間違えずに言えた
・漢字50個の読み書きを完璧にできた
・都道府県や県庁所在地を全部正しく漢字で書けた
・滑車の計算問題が全問正解だった
など、学年の高低や教科を問わず、「自分の力だけで成し遂げた」という経験をたくさん重ねることが、自信につながります。「自分でできること」が増えれば、勉強にも前向きに取り組めて、学習効果もあがります。
「失敗で終わらせない」ことが自信を育む
その際に大切なのは、「できるまで粘る」ということです。1回でできないからと諦めさせてはいけません。自信のない子ほど、「できない自分はダメな子だ」と自分を責める傾向にあります。しかし、どんな教科でも、1回でできないのは当たり前。自分を卑下する必要はありませんし、そうならないように励ますことが周囲の大人の大事な役割です。
「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる。」という松下幸之助の言葉があります。国語の対義語の問題では「成功」の反対は「失敗」ですし、我々もそう思いがちです。しかし、実は「失敗」と「成功」とは紙一重。「失敗」の積み重ねのうえにこそ「成功」が生まれるのです。
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