小2から早稲田アカデミーに通い、開成中学を目指していた高山家の大和くん(仮名)。父親の隆俊さん(仮名)の実家は難関校出身者ぞろいの教育熱心な一家。大和くんも、自然とトップ校に入りたいと思うようになりました。塾では開成クラスのうち、筑波大学附属駒場中学(筑駒)も一緒に目指す最難関の「NNTKクラス」に所属。しかし、東大合格率日本一を誇る名門校・開成への道は、決して甘いものではありませんでした。
- 父親は灘出身。親戚にも多くの名門校出身者
- 小3で「僕、開成に行く」。始まった受験への戦い
- 開成クラスではなく筑駒クラスに トップ講師は揃っていたが……
- 模試では3回に1回が合格点 併願プランに悩む
- 栄東の東大クラスに合格&「灘ツアー」体験
- いよいよ開成受験。夜になって失敗に気づき、涙が止まらず……
- 運命の合格発表。結果は!?
- 「チャレンジしてこい!」励ましてくれた塾の先生
- 志望校を必死に目指した経験は一生もの
模試では3回に1回が合格点 併願プランに悩む
開成合格を目指し、受験勉強を続けていた大和くん。塾ではトップ層のクラスに所属していましたが、「開成そっくり模試」の結果は、3回に1回が合格圏という、母親の裕子さん(仮名)の印象では「ギリギリの成績」だったといいます。「12月に入る直前から過去問対策を徹底しはじめて、開成の過去問を過去8年分はやりこみました。過去問の結果も模試と変わらずで『合格には一歩及ばずかもしれないけれど、大逆転はあるかもしれない』そんな立ち位置でした」(裕子さん)