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【社会】日本の平野28選を一挙に紹介! 大都市を中心に覚えるのが暗記のコツ

2024年3月11日 ゆずぱ

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地名の暗記がめんどくさい……」というのは、子供が地理の勉強をキラいになってしまう要因のひとつです。

都市の名前、山の名前、川の名前など、これらを覚える必要があるので、たしかにイヤになってしまう気持ちもわかります。

 

そこで、こうした“面倒くさい暗記”に関しては、少しでも覚えやすい工夫をすることが欠かせません。

今回は、無数に存在する「日本の平野」をわかりやすく覚える工夫を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

平野とは?

広大で平らな土地のこと。人が住みやすかったり、農業をしやすかったりするので、平野にある街は「大都市」へと発展しやすくなる

平野のポイント

平野を学習するときのポイントを3つ紹介します。

これらを意識することで、学習効率がグンとアップしますよ。

  1. 平野は河川によってつくられる
  2. 平野は人が生活しやすい
  3. 平野は農業がしやすい

 

ポイント1:平野は河川によってつくられる

平野は、河川が運ぶ土砂の堆積によって、長い年月をかけて形成されることが一般的です。

つまり平野は、大きな河川の流域に広がっていることが多いということです。

 

ポイント2:平野は人が生活しやすい

平野は平らな土地のため、人が住みやすいことが特徴です。

人が集まってくるため、大都市ができやすいことでも知られています。

 

ポイント3:平野は農業がしやすい

平野には、農業がしやすいという特徴もあります。

田んぼをつくりやすいので、基本的にはお米の生産がさかんです。

 

平野を覚えるコツ

中学受験では、28の平野を押さえる必要があります。

以下の図は、日本にある平野の全体像を示したものです。

 

コツ1:まずは大都市を押さえる

平野を覚えるときは、大都市(各地方の中心地)を起点に考えていくのがおすすめです。

 

では、日本の大都市をおさらいしましょう。

 

この7都市は、三大都市と、それより北の地方都市、西(南)の地方都市に分けて考えるとスッキリと整理できますよ。

三大都市

日本の三大都市とは、どこでしょうか?

東京・大阪・名古屋ですね。まずは、この3つの都市を確実に押さえましょう!

日本の真ん中あたりに、横並びに位置しているので覚えやすいですね。

各地方の中心都市

次に押さえたいのが、各地方の中心都市です。

■三大都市よりも北側
北海道の中心都市……札幌
東北地方の中心都市……仙台

■三大都市よりも西側(南側)
中国/四国地方の中心都市……広島
九州地方の中心都市……福岡

 

コツ2:大都市を中心に、平野をマッピングしていく

日本にある大都市を整理できたら、その大都市を軸にして、周辺の平野をマッピングしていきましょう。

まずは、それぞれの大都市にある「代表的な平野」を押さえるのがポイントです。

<大都市にある代表的な平野>

三大都市圏:東京……関東平野
三大都市圏:大阪……大阪平野
三大都市圏:名古屋……濃尾平野

地方中心都市(北):札幌……石狩平野
地方中心都市(北):仙台……仙台平野

地方中心都市(南) 広島……広島平野
地方中心都市(南) 福岡……福岡平野

 

その後、それぞれの大都市の周辺にある平野を追加で覚えていきましょう。

<追加で覚える平野の数>

関東、北海道……+1
東北、中部、近畿……+3
中部/四国、九州……+5

 

 

中学受験で覚えておきたい28の平野

中学受験で覚えておきたい28の平野を、7つの地方に分けて一気に紹介します。

平野の場所や名前を覚えるだけでなく、その平野と関連が深い河川や、中心都市、その平野の代表的な農業も押さえましょう!

 

北海道地方(石狩平野+1)

※イラスト内の平野は、おおよその位置を示しています(以下同様)

 

まずは、札幌を中心とする「北海道地方」の平野を2つ紹介します。

 

代表的な平野:石狩平野

北海道の中心都市・札幌が位置しているのが「石狩平野」です。

a)河川 = 石狩川
b)都市 = 札幌
c)農業 = お米の生産(ななつぼし)

 

石狩平野は、石狩川の流域に広がっています。

札幌の南側には「苫小牧(とまこまい)」という工業都市もありますね。苫小牧の主要な品目は、製紙パルプです。

石狩平野の主な生産品は、お米。北海道を代表する品種の「ななつぼし」が有名です。

 

追加1:十勝平野

北海道地方において、追加で覚えておきたいのが「十勝平野」です。

a)河川 = 十勝川
b)都市 = 帯広
c)農業 = 野菜の生産(てんさい・じゃがいも・大豆)

 

十勝平野は、十勝川の流域に広がっています。

中心付近には「帯広(おびひろ)」という都市があり、砂糖の原料になるてんさいじゃがいも大豆の生産がさかんです。どの野菜も、北海道が全国トップの生産量ですね。

ちなみに十勝平野は、火山の噴火による灰が積もった「火山灰地(かざんばいち)」のため、稲作よりも畑作がさかんです。

 

東北地方(仙台平野+3)

つぎは、仙台を中心とする「東北地方」の平野を4つ紹介します。

 

代表的な平野:仙台平野

東北地方の中心都市・仙台が位置しているのが「仙台平野」です。

a)河川 = 北上川
b)都市 = 仙台
c)農業 = お米の生産(ひとめぼれ)

 

仙台平野は、北上川の流域に広がっています。

仙台の北にある「石巻」は、漁港で知られている都市ですね。

北海道と同じく、東北地方の平野はお米の生産がさかんで、特に「ひとめぼれ」が有名です。

 

追加1:津軽平野

青森県の津軽半島から広がっているのが「津軽平野」です。

a)河川 = 岩木川
b)都市 = 弘前
c)農業 = りんごの生産

 

津軽平野は、岩木川の流域に広がっています。

青森県はりんごの生産で有名ですが、特に津軽平野にある弘前(ひろさき)市は、りんごの生産量がダントツで全国1位です(2022年時点)。

ちなみに例年、2位以降は長野市・青森市が続いています。

 

追加2:秋田平野

秋田県の日本海側に広がっているのが「秋田平野」です。

a)河川 = 雄物川
b)都市 = 秋田
c)農業 = お米の生産(あきたこまち)

 

秋田平野は、雄物(おもの)川の流域に広がっています。

中心都市は、秋田県の県庁所在地でもある秋田です。秋田新幹線の終着駅ですね。

秋田県で有名な農作物といえば、やはりお米。有名な品種の「あきたこまち」は、その多くが秋田県で生産されています。

 

追加3:庄内平野

山形県の日本海側に広がっているのが「庄内(しょうない)平野」です。

a)河川 = 最上川
b)都市 = 酒田
c)農業 = お米の生産

 

庄内平野は、最上川の流域に広がっています。中心都市は酒田です。

庄内平野を流れている最上川は、日本三大急流のひとつですね。そしてこのあたりも、日本有数のお米の産地となっています。

ちなみに、山形と聞くと「さくらんぼ」が思い浮かぶかと思いますが、さくらんぼは主に山形盆地で生産されています。庄内平野は「お米の産地」であることに注意しましょう。

 

関東地方(関東平野+1)

つづいて「関東地方」の平野を2つ紹介します。

 

代表的な平野:関東平野

関東地方の大部分を占めているのが「関東平野」です。

a)河川 = 利根川・荒川・多摩川
b)都市 = 東京
c)農業 = 野菜の生産(近郊農業)

 

関東平野は、利根川・荒川・多摩川という、3つの大きな川(水系)の流域に広がっています。

中心都市は東京ですが、とてつもなく大きな平野のため、横浜や川崎、千葉やさいたまなど、政令指定都市級の都市を多く抱えています。

人がたくさん住んでいるため近郊農業がさかんで、大都市へと野菜を供給しています。

 

追加1:九十九里平野

千葉県の太平洋側に広がっているのが「九十九里平野」です。

a)河川 =(主に海底の隆起によって形成された)
b)都市 =(あまり大きな都市がない)
c)農業 = ―

 

九十九里平野は、主に海底の隆起によって形成されたことで知られています。いくつか小さな川は存在しますが、堆積をもたらしたような大きな河川はなく、そこまで大きな都市もありません。

ちなみに、日本最大級の砂浜「九十九里浜」の“里”は距離の単位を表し、長さが99里あったことから「九十九里浜」と名付けられました。

 

中部地方(濃尾平野+3)

つぎは、名古屋を中心とする「中部地方」の平野を4つ紹介します。

 

代表的な平野:濃尾平野

中部地方の中心都市・名古屋があるのが「濃尾(のうび)平野」です。

a)河川 = 揖斐川・木曽川・長良川
b)都市 = 名古屋
c)農業 = 野菜の生産(近郊農業)

 

濃尾平野は「木曽三川」の流域に広がっています。木曽三川は、揖斐(いび)川・木曽川・長良(ながら)川の総称ですね。

名古屋は「中京工業地帯」の一部を占めており、工業がさかんな都市として知られています。そのほか関東平野と同様、大都市向けの近郊農業もさかんです。

 

追加1:越後平野

新潟県内に大きく広がっているのが「越後平野」です。

a)河川 = 信濃川
b)都市 = 新潟
c)農業 = お米の生産(こしひかり)

 

越後平野は、信濃川の流域に広がっています。信濃川の長さは日本で1位、流域面積は3位です。

新潟県の越後平野といえばお米の生産が有名です。品種としては、主に「こしひかり」が生産されています。

 

追加2: 富山平野

富山県の日本海側に広がっているのが「富山平野」です。

a)河川 = 神通川
b)都市 = 富山
c)農業 = チューリップ球根の生産

 

富山平野は、神通(じんずう)川などの流域に広がっています。神通川といえば、日本の四大公害病のひとつ「イタイイタイ病」が発生した地域です。

富山平野は、平坦な土地と、生育に適した気候を併せ持っていることもあり、チューリップの球根の生産がさかんです。

 

追加3:金沢平野

石川県の日本海側に広がっているのが「金沢平野」です。

a)河川 =(手取川)
b)都市 = 金沢
c)農業 = 野菜の生産(加賀野菜)

 

金沢平野は手取(てどり)川の流域に広がっていますが、この川の名前はちょっとマイナーなので、中学受験では参考程度に押さえておけばOKです。

金沢平野の中心都市は、金沢。日本三名園のひとつ「兼六園」がある場所としても有名ですね。

ちなみに金沢は北陸新幹線の終着点でしたが、2024年3月に、北陸新幹線は福井県の敦賀(つるが)まで延伸されます。「新幹線の延伸」の問題は中学入試で頻出なので覚えておきましょう!

金沢平野もお米の生産がさかんですが、野菜の生産地としても知られており、近年では「加賀野菜」としてブランド化もされています。

 

近畿地方(大阪平野+3)

つぎは、大阪を中心とする「近畿地方」の平野を4つ紹介します。

 

代表的な平野:大阪平野

近畿地方の中心都市・大阪が位置しているのが「大阪平野」です。

a)河川 = 淀川
b)都市 = 大阪
c)農業 = 野菜の生産(近郊農業)
※近年、農地が住宅地などに転換されている

 

大阪平野は、淀川(よどがわ)の流域に広がっています。

古くからの大都市である大阪を中心に、大阪平野では工業や商業がさかんです。

人口も密集しているため、野菜を生産する近郊農業もおこなわれてきました。しかしそこまで広い平野ではないので、農地は住宅地に変わりつつあります。

 

追加1:播磨平野

兵庫県内に広がっているのが「播磨(はりま)平野」です。

a)河川 = 加古川
b)都市 = 姫路
c)農業 = お米の生産(山田錦)

 

播磨平野は、主に加古(かこ)川の流域に広がっており、そこまで広くありません。

播磨平野の中心都市は、姫路。世界遺産の「姫路城」が有名ですね。

日本の「標準時子午線」が通る明石市も播磨平野に位置しており、日本酒にも使われるお米の品種「山田錦」の生産でも知られています。

 

追加2:和歌山平野

和歌山県内に広がっているのが「和歌山平野」です。

a)河川 = 紀ノ川
b)都市 = 和歌山
c)農業 = みかんの生産

 

和歌山平野は、紀ノ川の流域に広がっています。

和歌山といえば、みかんの生産。和歌山平野では米やキャベツなどもつくられていますが、果実(特にみかん)の生産が特に有名です。

 

追加3:伊勢平野

三重県の伊勢湾沿いに広がっているのが「伊勢平野」です。

a)河川 = 鈴鹿川
b)都市 = 津
c)農業 = お米の生産(山田錦)

 

伊勢平野は、鈴鹿川の流域に広がっています。

農業に関してはお米の生産がさかんで、「山田錦」という品種が特に有名です。

三重県の県庁所在地であるや、四日市なども伊勢平野に位置しています。

四日市といえば工業都市として知られ、石油化学工業がさかんな場所です。四大公害病のひとつ「四日市ぜんそく」が起きた場所として知っている子も多いでしょう。

 

中国/四国地方(広島平野+5)

28の平野もいよいよ終盤戦、次は「中国/四国地方」の平野を6つ紹介します。

 

代表的な平野:広島平野

中国/四国の中心都市・広島が位置しているのが「広島平野」です。

a)河川 = 太田川
b)都市 = 広島
c)農業 = 野菜の生産(伝統野菜)

 

広島平野は太田川の流域に広がっており、その全域が広島市内と重なっています。

伝統野菜の「広島菜(ひろしまな)」などが栽培されていますが、農地の宅地化がかなり進行しています。

 

追加1:出雲平野

島根県の宍道湖(しんじこ)の西側に広がっているのが「出雲(いずも)平野」です。

a)河川 = 斐伊川など
b)都市 = 出雲
c)農業 = お米の生産

 

出雲平野は、主に斐伊(ひい)川の流域に広がっています。

斐伊川が流れ着くのが「宍道湖」ですね。宍道湖はシジミの生産が超有名なので、あわせて押さえておきましょう!

出雲平野の中心都市・出雲は「出雲大社」が有名です。日本の神話『古事記』にも、出雲大社についての記述がかなり登場します。

農業に関しては、お米の生産地として知られています。

 

追加2:岡山平野

岡山県内に広がっているのが「岡山平野」です。

a)河川 = 高梁川
b)都市 = 岡山
c)農業 = お米の生産

 

岡山平野は、高梁(たかはし)川の流域に広がっています。

中心都市・岡山のすぐ西側には倉敷市があり、工業地帯が広がっています。倉敷市内にある「水島コンビナート」も押さえておきましょう。

ほかの平野と同じく、農業に関してはお米の産地として知られています。

 

追加3:讃岐平野

香川県内に広がっているのが「讃岐(さぬき)平野」です。

a)河川 =(土器川など)
b)都市 = 高松
c)農業 = お米の生産(ため池/香川用水)

 

讃岐平野は、土器(どき)川の流域を中心に広がっていますが、マイナーな川なので暗記は不要です。

讃岐平野の中心都市は、香川県の県庁所在地でもある高松ですね。

ちなみにこの地域では、米づくりに使うための水を「ため池」という方法で確保してきました。吉野川から水路を引いた「香川用水」も超重要ワードです。

「用水」については、以下の記事で詳しく解説しています。

 

追加4:徳島平野

徳島県内に広がっているのが「徳島平野」です。

a)河川 = 吉野川
b)都市 = 徳島
c)農業 = 野菜の生産(にんじんなど)

 

徳島平野は、吉野川の流域に広がっています。

中心都市は、徳島県の県庁所在地でもある徳島です。

徳島平野では、大阪や神戸、京都に出荷される野菜が多くつくられています。特ににんじんは、全国でもトップレベルの生産量を誇ります。

 

追加5:高知平野

高知県内に広がっているのが「高知平野」です。

a)河川 =(鏡川)
b)都市 = 高知
c)農業 = 促成栽培(なす・ピーマン)

 

高知平野は、主に鏡川の流域に広がっていますが、川の名前は覚える必要はありません。

中心都市は、高知県の県庁所在地でもある高知です。

促成栽培が有名で、特に「なすとピーマンの生産量が全国トップレベル」ということは押さえておきましょう。

促成栽培といえば、高知と宮崎!

高知:ピーマン+なす
宮崎:ピーマン+きゅうり

 

九州地方(福岡平野+5)

最後は、福岡を中心とする「九州地方」の平野を6つ紹介します。

 

代表的な平野:福岡平野

九州の中心地・福岡があるのが「福岡平野」です。

a)河川 = ―
b)都市 = 福岡
c)農業 = ―

 

浅い海が分離し、そこにできた湖が陸になって福岡平野が形成された経緯があるため、大きな川がなく、農業もあまりさかんではありません。

福岡平野には福岡の市街地が広がっている、という点だけ押さえておきましょう。

 

追加1:筑紫平野

福岡県南部と佐賀県南部に跨(またが)っているのが「筑紫(つくし)平野」です。

a)河川 = 筑後川
b)都市 = 久留米
c)農業 = お米の生産・野菜の生産(たまねぎなど)

 

筑紫平野は、主に筑後(ちくご)川の流域に広がっています。

筑紫平野の中心都市は、久留米(くるめ)。久留米といえば「ゴム」の生産で有名な工業都市ですね。

筑紫平野はお米の生産がさかんなだけでなく、大都市に出荷する野菜も多くつくられています。特に、佐賀県のたまねぎは全国トップレベルの生産量です。

 

追加2:熊本平野

熊本県内に広がっているのが「熊本平野」です。

a)河川 =(白川など)
b)都市 = 熊本
c)農業 = 野菜の生産(なすなど)

 

熊本平野は主に白川の流域に広がっていますが、この名前は中学受験では覚える必要はありません。

熊本平野では野菜が中心に生産されており、特になすは“肥後(ひご)の長なす”として知られ、全国でもトップレベルの生産量を誇ります。

 

追加3:八代平野

熊本県の中央西側に広がっているのが「八代(やつしろ)平野」です。

a)河川 = 球磨川
b)都市 = 八代
c)農業 = いぐさ

 

八代平野は、球磨川(くまがわ)の流域に広がっています。球磨川は、日本三大急流のひとつですね。

中心都市・八代(はつしろ)は、畳の原料となる「いぐさ」の生産で有名です。国内で生産される「いぐさ」のほとんどが八代で生産されています。

 

追加4:大分平野

大分市の市街地が位置しているのが「大分平野」です。

a)河川 =(大野川など)
b)都市 = 大分
c)農業 = お米の生産

 

大分平野は大野川の流域を中心に広がっていますが、川の名前は特に暗記する必要はありません。

中心都市は、大分県の県庁所在地でもある大分お米の生産地としても知られています。

大分といえば、大分平野の臨海部を埋め立てることで造られた「大分臨海工業地域」も有名ですね。大分臨海工業地域は、製鉄工業と石油化学工業がさかんです。

 

追加5:宮崎平野

宮崎県内に大きく広がっているのが「宮崎平野」です。

a)河川 = 大淀川
b)都市 = 宮崎
c)農業 = 促成栽培(ピーマン・きゅうり)

 

宮崎平野は、大淀(おおよど)川をはじめ、複数の川の流域に広がっています。

中心都市は、宮崎の県庁所在地でもある宮崎です。

宮崎平野といえば促成栽培が有名で、なかでもピーマンきゅうりの生産量は全国トップレベルです。

促成栽培といえば、高知と宮崎!

高知:ピーマン+なす
宮崎:ピーマン+きゅうり

 

まとめ

「地名の暗記」が苦手なことで、地理をキラいになってしまう子は少なくありません。

そのため、まずは今回紹介したような工夫を取り入れつつ、覚えるハードルをできるだけ下げておきましょう。

 

平野に関しては、中学受験で押さえておきたい数は28箇所にものぼります。

とはいえ、まずは7つの大都市を覚え、そこにそれぞれの平野をマッピングしていくことで頭の中をスッキリと整理できますよ。

平野を覚えるときは、それぞれの平野の「河川・中心都市・農業」もしっかり押さえておきましょう!

※記事の内容は執筆時点のものです

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