
「幸せな結末」を迎えるために知っておきたい。中学受験のメリットとデメリット
中学受験では合格をめざすのは当然です。ですが、もし不合格となってしまったら中学受験にトライしたことは無意味なのでしょうか? 中学受験を始める前におさえておくべき、中学受験のメリット・デメリットと、「幸せな結末」を迎えるために大切なことを解説します。
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- 中学受験のメリット
- 中学受験のデメリット
- 中学受験のデメリット1 ――時間の自由が減る
- 中学受験のデメリット2 ――お金がかかる
- 中学受験のデメリット3 ――ストレスが発生する
- 中学受験で 「幸せな結末」を迎えるために
中学受験のメリット
中学受験のメリットとして、真っ先に思い浮かぶのは、次のようなものです。
■中学受験「合格」によって得られるメリット
・ 良質な環境で6年間(中高一貫校の場合)勉強できる
・ 高い進学実績を生み出すカリキュラムで大学受験が有利
・ 高校受験がないので、じっくりと勉強できて部活動にも打ち込める。
これらのメリットは「合格」によって得られるものです。しかし、中学受験のメリットはそれだけではありません。合格を目指すプロセス、すなわち「受験勉強そのもの」にもメリットがあります。
中学受験「勉強」のメリット1 ――学力のアップ
受験勉強を通じて高い学力が身につきます。中学受験では、小学校で学ぶ内容はもちろん、小学校の教科書レベルを超えた知識も必要です。つまり、中学校での学習を「先取り」して勉強するということです。公立中高一貫校の適性検査や近年の私立中入試が求める「思考力」「判断力」「表現力」などは、その先もずっと役に立つ「一生モノ」の力です。受験勉強を通じて、こうした学力を伸ばせます。
中学受験「勉強」のメリット2 ――メンタルの強化
スポーツの試合や音楽の演奏会、バレエの発表会、絵画のコンクールなどの「本番」と同様、入試とは「勉強の本番」です。一生懸命に打ち込んできた成果を発揮するには、子供の精神的な強さや、たくましさが重要です。入試本番は、わずか数時間の試験で合否が判定され、希望の中学校で過ごせるかどうかが決まる過酷な環境です。緊張や不安と戦いながら日々重ねる勉強。その努力・経験は、子供のメンタルを強くします。
中学受験「勉強」のメリット3 ――自立心が芽生える
受験生が入試本番で最も頼れる相手は「自分自身」です。本番試験中は誰の手助けもなく、子供が自分一人で乗り越えねばなりません。また、塾通いや宿題、模擬テストなど、忙しいスケジュールの中、時間管理は不可欠ですが、親が「1から10まで全て親がやってあげる」ということは不可能ですし、そうすべきでもありません。子供の「自分のことは自分でやる」「何事も自分次第」という習慣を形成しなければなりません。中学受験をする子は総じて大人びていますが、それはこうした「自立心」が養われているからです。
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