小学4年生の春から人気の集団塾に通い、順調に受験勉強を進めていた飯田家の琴香さん(仮名 )。ところが片道1時間の通塾が負担となり、6年生で体力は限界に。思い切って近くの個別指導塾へ転塾し、心にもゆとりが生まれました(前編はこちら)。周りに流されることなく学校選びも自分らしさを貫いた琴香さん。その背中に寄り添い、見守り続けた母親の綾子さん(仮名)。子ども主体で進めることで成功体験を獲得した親子の物語です。
- 小3の終わりに中学の選択肢を伝え、本人の意思で受験を決意
- 系列の塾に楽しく通うも、遠くて通塾疲れ
- 小6の5月に個別指導塾へ転塾、ゆとり時間を確保
- 転塾後も成績は安定 友だちと遊ぶ時間も増えて心にゆとりが
- 時間にゆとりができ気晴らし上手に 集中力もUP
- 子ども自身の目で確かめ選んだ2つの志望校
- 予想外の連続不合格、親子で不安に
- 2日目も全て不合格。「受験は何が起きるか分からない」を実感
- 急遽申し込んだ中学に特待合格して自信を獲得
- 本番直前、前の塾の先生に激励され自信を持って受験
- 母の想像を超えるほど成長、受験の感想は「すっごく楽しかった」
時間にゆとりができ気晴らし上手に 集中力もUP
片道1時間の集団塾から近所の個別指導塾へ、週3回から週2回へ。転塾したことで時間にゆとりができ、公園遊びやランニングなど体を動かす気晴らしも上手にできるようになりました。集中力もUPし、そばで弟がテレビを観てもしゃべっても、まったく気にしないほど。
「私から勉強しなさいとは言わないようにしていましたけど、学校から帰ったら自分から机に向かっていました」(綾子さん)