詰め込み教育のメリットとデメリットとは? 中学受験の勉強と関係あるの?
詰め込み教育とは、知識の大量暗記を重視する教育のことです。現在、詰め込み教育に対しては、批判的な意見がある一方で、そのメリットを評価する意見もあります。賛否両論ある詰め込み教育ですが、中学受験の勉強との関係について考えてみましょう。
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詰め込み教育のデメリットとは何か?
かつての日本は詰め込み教育を採用していました。しかし、過酷な受験戦争や「落ちこぼれ」問題などが発生しため、国はゆとり教育へと舵を切ることになりました。詰め込み教育は社会問題や教育問題を引き起こしただけでなく、勉強の質に関するデメリットも指摘されています。そして、この指摘は、中学受験の勉強にも当てはまるものです。
テストが終わると知識を忘れる
詰め込み教育では、暗記した知識を答えるテストで成績が評価されます。多くの学生はテスト前日に一夜漬けして出題範囲の知識を覚え込みます。そして、テスト終了後には、覚えた知識をきれいさっぱり忘れてしまいます。
同様の現象は中学受験の勉強でも問題視されます。塾に通う受験生の中には、出題範囲の狭い週ごとのテスト(組分けテストやカリテなど)では点数を取れるのに、模試では全然点数を取れないと悩む受験生がいます。週ごとのテストで暗記した知識を定期的に見直さずにいるとこうなります。
理由や理屈を考える余裕がない
勉強が暗記に偏ると、「なぜ?どうして?」を考えたり、覚えた知識を日常生活と結び付けたりするといった余裕がなくなりがちです。詰め込み教育では、この点が学生の思考力や創造力を奪うといわれていました。
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