連載 プロ家庭教師 西村則康先生が教える

プロ家庭教師 西村則康先生が教える「正しい鉛筆の持ち方」

専門家・プロ

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最近のお子さんの多くが、正しく鉛筆を持てていないのをご存じですか? もし、「鉛筆の持ち方が成績に関係することもある」と言われたら、そのまま放っておけないですよね。塾ソムリエでプロ家庭教師でもある西村先生に、正しい鉛筆の持ち方を教えていただきました。

お子さんは大丈夫? 鉛筆の持ち方を確認してみましょう

学習の上でとても大切なのが、鉛筆の持ち方です。「今さら鉛筆の持ち方?」と思われるかもしれませんが、実は小学校低学年のお子さんだけでなく、高学年のお子さん、中学生のお子さんでも、正しく持てていないケースが非常に多いのです。

■これはNG! 鉛筆の持ち方

・親指が大きく鉛筆にかぶっている(親指が飛び出す)
・鉛筆が前に倒れてしまう
・鉛筆の頭を強く握りすぎて、鉛筆と指の間に余裕がない

読み間違いによる計算ミス、勉強の能率が上がらないといった弊害も

鉛筆の持ち方が悪いと目の焦点が合いにくく、片目でしか文字を視認できていないことが多くなります。そうすると書く時間もかかり、読みづらい文字になってしまいます。

また、文字や数字を読み間違えて計算間違いが起こったり、解答自体を間違えたりといったことも考えられます。シャーペンをお使いのお子さんも同じで、変に力が入って筆圧の強いお子さんは、芯がぽきぽきと折れてしまい、勉強の能率が上がらないこともあるのです。

正しく鉛筆を持つことによって、自然と背筋も伸び、両目でしっかり文字を捉え、書くスピ― ドも速くなります。

指の運動を取り入れて、正しい持ち方に直しましょう

お子さんの鉛筆の持ち方が正しくないと感じたら、親子で指の運動を取り入れてはいかがでしょうか?

■正しく鉛筆を持つための指の運動

1.鉛筆を持った状態で指をできるだけ伸ばす
2.伸ばした指をできるだけ縮め、交互に繰り返す

※1回1分、1日3回を2週間続けましょう

毎日の指の運動は、塾や家庭教師が確認することはできません。ご家庭でお子さんと一緒に指の運動を行うことで、鉛筆の持ち方が改善されていくでしょう。

※この記事は「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです

※記事の内容は執筆時点のものです

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