連載 プロ家庭教師 西村則康先生が教える

プロ家庭教師 西村則康先生が教える「意外と知らない、ノートのとり方」

専門家・プロ
2015年9月24日 中学受験ナビ 編集部

お子さんのノートをご覧になっていますか? 学校ではノートのとり方まで指導をしないのですが、実はノートのとり方にもコツがあるんです。塾ソムリエでプロ家庭教師でもある西村先生に、お子さんを伸ばすノートのとり方について教えていただきました。

学校では教えてくれない、ノートのとり方

学校では教えてくれないことのひとつに、ノートのとり方があります。また、ご家庭においても、「こういう風にするといいよ」となかなか指導しにくいのがノートのとり方なのではないでしょうか?

例えば算数や数学において多いのが、ページ数や単元を書かずに、問題番号だけを書いているケースです。本人が見返す時だけでなく、家庭教師が見ても「何の単元の問題だろう?」と振り返りにくいのが難点です。

また、問題1の(1)、(2)、(3)と、式や答えをノートの横に書いていくお子さんの場合、ノートに書いている最中にケアレスミスが起こる可能性が高くなります。

多色使い、キレイすぎるノートも、実は要注意!

それから、意外と思われるかもしれませんが、いくつも色を多用し、キレイすぎるノートを作り上げているお子さんの場合、実はノートの完成度を上げることが目的になっていて、先生の話を開いていないケースがあります。

色は黒・赤・青の3色で十分ですし、多少ノートが汚くなっても、先生の解説や話をしっかりと問く方が重要です。

家庭教師は、ノートのとり方から指導します

学校や塾と違い、家庭教師はお子さんのノートを頻繁に目にしますので、ノートのとり方から指導しやすいという利点があります。

例えば算数・数学の場合、1.日付、2.単元、3.教科書や問題集のページ数、4.問題番号を書くことがセットです。分数問題の場合は2行使い、ノートの罫線に合わせて括線(分母と分子の間の横線)を引くと使いやすいでしょう。

また、ひとつの問題を解き終わり、ノートの右側が余っていたとしても、下に次の問題を解いていくお子さんの方が伸びます。見やすいノートだからこそ、計算間違いなどのケアレスミスも減っていくのです。

このようなノートの使い方のコツは、ご家庭でも判断できるポイントです。できれば小学校低学年から、ノートのとり方を習慣化できるとよいでしょう。

※この記事は「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです

※記事の内容は執筆時点のものです

西村則康
西村則康 専門家・プロ

プロ家庭教師集団「名門指導会」代表
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員

にしむら のりやす日本初の「塾ソムリエ」としても活躍中。40年以上中学・高校受験指導一筋に行う。コーチングの手法を取り入れ、親を巻き込んで子供が心底やる気になる付加価値の高い指導が評判。暗記や作業だけの無味乾燥な受験学習では効果が上がらないという信念から「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践している。また、学習指導だけでなく、受験を通じて親子の絆を強くするためのコミュニケーション術もアドバイスする。「中学受験は日常生活を犠牲にしてまで行うものではない」「主役は塾の先生や家庭教師ではなく、お子さんとご家庭だ」という「生活の延長線上の受験」を理想に掲げている。著書に『中学受験は親が9割』(青春出版社)、『中学受験基本のキ! (日経DUALの本)』(日経BP社)など、20冊を超える。

西村則康公式サイト http://www.nishimuranoriyasu.com/
名門指導会 https://www.meimon.jp/
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」 https://www.e-juken.jp/

合わせて読みたい