小3までアメリカで育った高橋梨奈さん(仮名・中学生)。当初は帰国生枠での中学受験をめざしますが、帰国してから年数が経っていることもあって、4教科受験をめざすことになります(前編はこちら)。初めてのスランプも無事切り抜け、母の智子さん(仮名)もほっとしていました。成績は順調に伸び、本人も受験勉強に邁進していましたが、最初の受験でまさかの不合格に……。
- 小3までアメリカ暮らし。国語につまずいて学習塾へ
- 帰国生枠で学校探しをするも、帰国後の年数条件がネックに
- 私学の合同説明会で、ノーマークだった志望校と出会う
- 初めての停滞期。「親は口を出さないで」と塾から言われ
- 早めの切り替えで4教科入試をターゲットに
- 試験慣れのために帰国生枠を受けるも不合格。本人がショックを……
- 挫折をバネに、がむしゃらに勉強。過去問でも合格点に到達
- 親のプライドや見栄と戦うのが中学受験
早めの切り替えで4教科入試をターゲットに
個人塾での丁寧な指導で、順調に成績を伸ばしていた梨奈さん。本人の希望もあり、一家の第一志望は神奈川大学附属中学に決まりました。当初は帰国生枠に魅力を感じていた母の智子さんも、6年生の春からは「4科入試で受験をする」という気持ちが固まっていたといいます。