西山家が中学受験を考えたきっかけは、両親ともに中学受験経験があり、中高6年間をのびのびと過ごすことができたからでした。サッカーが大好きな蒼くん(仮名・中学生)も「中高の間、ずっとサッカーができる!」と、受験にたいしていつの間にか乗り気に。しかし、勉強が本格化するにつれてサッカーとの両立ができずに成績が急降下。“受験うつ”になり、中高一貫校への進学を諦めかけたこともありました。最終的に第一志望の武蔵高等学校中学校に合格した蒼くんは、つらい時期をどのように乗り越えて御三家合格をつかんだのでしょうか。
- 習い事を優先して転塾するも、勉強との両立に苦しみ成績は急降下
- 受験勉強にも大好きなサッカーにも自信を失い、“受験うつ”に
- 何とかやる気を取り戻した息子のため、自習室目的で個人塾を追加
- 志望したのは、明らかに実力の足らないチャレンジ校2校
- マイナスの気持ちを引きずってしまい、安全校が不合格に
- “偏差値”ではなく、最後は“気持ち”。涙を乗り越え受験終了
習い事を優先して転塾するも、勉強との両立に苦しみ成績は急降下
3年生になってまもなく、蒼くんが「塾に行きたい」と言いだしました。中学受験は、4年生から塾通いをはじめるのが一般的。母親の智子さん(仮名)は「こんなに早くから塾代を払えない」と悩んでいました。そんな時、蒼くんがたまたま友達に誘われて受けたのが朝日新聞社が主催する「未来をつくる学びテスト 」でした。