成績低迷から第一志望に逆転合格。“遅咲きの子”を見守る親の覚悟

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西山智子さん

蒼くん

※掲載しているお名前は仮名です

武蔵中学校

他・合格: 栄東

サッカーが大好きな西山家の蒼くん(仮名・中学生)は、習い事のサッカーを続けながら、母親の智子さん(仮名)と二人三脚で受験勉強を頑張っていましたが、学習の難易度が急激にアップする5年生に成績は急降下。勉強もサッカーも上手くいかなくなり、ついには“受験うつ”に。一度は中学受験を諦めたものの、再びやる気を取り戻した蒼くん。成績がどん底のなか目指したのは、男子御三家の武蔵高等学校中学校でした。そして、併願校には武蔵よりもレベルの高い栄光学園中学校を選び……。

目次
前編
  • 習い事を優先して転塾するも、勉強との両立に苦しみ成績は急降下
  • 受験勉強にも大好きなサッカーにも自信を失い、“受験うつ”に
  • 何とかやる気を取り戻した息子のため、自習室目的で個人塾を追加
後編
成績低迷から第一志望に逆転合格。“遅咲きの子”を見守る親の覚悟
  • 志望したのは、明らかに実力の足らないチャレンジ校2校
  • マイナスの気持ちを引きずってしまい、安全校が不合格に
  • “偏差値”ではなく、最後は“気持ち”。涙を乗り越え受験終了

志望したのは、明らかに実力の足らないチャレンジ校2校

「塾の先生には、『武蔵と栄光両方はやめてください』と何度も言われました。息子の成績からすると、両校ともチャレンジ校だったので。どちらかひとつは安全校を入れることを勧められましたが、息子は頑なに『この2校しか行きたくない』と言い張りました」(智子さん)

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取材・文:親子のための中等教育研究所

2019年設立。中学受験を切り口とした教育分野の研究をおこうなう。運営するnote「中学受験Style」で保護者のための情報を続けている。

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