サッカーが大好きな西山家の蒼くん(仮名・中学生)は、習い事のサッカーを続けながら、母親の智子さん(仮名)と二人三脚で受験勉強を頑張っていましたが、学習の難易度が急激にアップする5年生に成績は急降下。勉強もサッカーも上手くいかなくなり、ついには“受験うつ”に。一度は中学受験を諦めたものの、再びやる気を取り戻した蒼くん。成績がどん底のなか目指したのは、男子御三家の武蔵高等学校中学校でした。そして、併願校には武蔵よりもレベルの高い栄光学園中学校を選び……。
- 習い事を優先して転塾するも、勉強との両立に苦しみ成績は急降下
- 受験勉強にも大好きなサッカーにも自信を失い、“受験うつ”に
- 何とかやる気を取り戻した息子のため、自習室目的で個人塾を追加
- 志望したのは、明らかに実力の足らないチャレンジ校2校
- マイナスの気持ちを引きずってしまい、安全校が不合格に
- “偏差値”ではなく、最後は“気持ち”。涙を乗り越え受験終了
志望したのは、明らかに実力の足らないチャレンジ校2校
「塾の先生には、『武蔵と栄光両方はやめてください』と何度も言われました。息子の成績からすると、両校ともチャレンジ校だったので。どちらかひとつは安全校を入れることを勧められましたが、息子は頑なに『この2校しか行きたくない』と言い張りました」(智子さん)