中学受験ノウハウ 親の関わり方

「失敗してもいい」が子供を伸ばす! 中学受験で苦しくならないための心構え5選

2019年3月28日 みみずく

中学受験の勉強をしていると、子供も保護者もつい肩に力が入ってしまって、「失敗してはいけない!」と考えがちです。しかし、ここでいう「失敗」は、本当に失敗なのでしょうか?

一般的に「失敗」といわれる経験も、子供の成長を促す糧となることがあります。また、「失敗した」と思うことでも、後から考えると「成功だった」と評価が変わることもしばしばです。そうであれば、「失敗してもいい」と考えることが大切なのではないでしょうか?

今回は、「失敗」を通して子供を伸ばし、中学受験で苦しくならないための心構えを紹介します。

「失敗してもいい」という心の余裕が大切

多くの中学受験生とその保護者にとって、受験勉強をスタートしてから受験本番を迎えるまで、何から何まで上手くいくことはありません。組分けテストの点数が悪くてクラス落ちしたり、模試で散々な点数を取って合格可能性が50%に届かなかったり…。こうした「失敗」を乗り越えるのも勉強です。

しかし、受験生はまだ子供です。「失敗」に過剰反応して、落ち込んだり、投げやりになったりすることもあるでしょう。そんなときこそ、保護者は「失敗してもいい」という心の余裕を持って子供に接する必要があります。

中学受験で苦しくならないための心構え5選

「失敗してもいい」だけだと漠然としすぎなので、もう少し具体的な心構えを紹介します。保護者がこれら5つを意識にとどめておけば、組分けテストや模試などの結果に一喜一憂しなくなり、子供を追い詰めることもなくなるでしょう。

1)失敗は恥ずかしくない

子供は「失敗=恥ずかしいこと」と考えがちです。そんな子供に対して、保護者は日ごろから「失敗は恥ずかしくない!」と伝えることが大切です。

また、子供がまちがった答を消して正解を写したり、返却されたテストを隠したりしても、保護者は頭ごなしに叱るのは避けるべきです。子供の言い分を聞いたうえで、「失敗自体は恥ずかしくないけれど、失敗をごまかそうとすることは恥ずかしい」と話すといいでしょう。

2)本番前に失敗してラッキー

受験本番直前の模擬試験で悲惨な点数を叩き出したり、過去問を解いたら合格者平均に届かなかったり…。子供は激しく落ち込むでしょう。

そんなときは、保護者が「本番前に失敗してラッキー!」と言ってあげると、子供はホッとします。受験生本人は、失敗したおかげで判明した弱点をしっかり潰してから本番に臨みましょう。

3)失敗は成長をもたらす宝物

失敗を放置しておけば、失敗は失敗のままです。しかし、失敗の原因を分析し、具体的な改善策を立てて実行できれば、失敗が成功への道しるべとなります。

失敗を次に生かすサイクルを確立するため、保護者は子供に「失敗は成長をもたらす宝物!」と前向きな言葉をかけるといいでしょう。同時に、家庭学習の際は、子供に失敗の原因と改善策をメモさせると効果的です。

4)同じ失敗を繰り返さない

「失敗してもいい」とはいっても、同じ失敗を何度も繰り返すのはNGです。しかし、子供は同じ失敗を何度も繰り返すものです。

そんなときは、保護者が「同じ失敗を繰り返さない!」と冷静に伝えたうえで、失敗の原因は何だったのか、どういう改善策を立てたのかを改めて子供に確認させるといいでしょう。これを根気強く続けていけば、子供の強固な失敗のクセもいずれは解消されます。

5)「失敗」は必ずしも失敗ではない

第一志望校に合格できなかった受験生は、第二、第三の志望校に進学することが多いでしょう。こういうときこそ、保護者は冷静に「『失敗』は必ずしも失敗ではない!」と子供に伝えるべきです。

実際、第一志望合格は叶わなかったものの、進学先の中学で力をつけ、大学受験で成功する例は少なくありません。子供の可能性は無限大だということを信じて、「失敗」を子供の成長の糧にしてあげてほしいと思います。

「失敗」の捉え方次第で子供の伸びは変わる

「失敗」といっても、その種類はいろいろです。自分や他人の命にかかわる失敗は絶対に許されません。一方、中学受験における「失敗」のほとんどは、子供が次のステップに進むためのきっかけになります。

そのステップが将来の成功をもたらすのか、さらなる失敗をもたらすのかは、保護者の心構え次第といっても過言ではありません。「失敗してもいい」と保護者がドンと構えることで、子供は安心して勉強し、確実に力を伸ばしていきます。

※記事の内容は執筆時点のものです

合わせて読みたい