中学受験ノウハウ 勉強法

調べる力の基礎となる5つの力! 自分で調べて疑問を解決する子供は学力も伸びる

2019年7月22日 みみずく

中学受験生の質問で多いのは、「太閤検地って何ですか?」のような、言葉の意味を尋ねる質問です。こうした質問に対して、保護者は「自分で調べてみようね」と答えるのが望ましいといえます。

とはいえ、そもそも調べ方を知らない子供は、調べようと思っても調べられません。そこで重要になるのが、自分で調べることを通して疑問を解決する「調べる力」です。

今回は、調べる力の基礎となる力を5つ紹介します。

インターネットは調べるのに役立つ

少し前までは、わからないことを調べようと思っても、教科書や資料集を見るか、学校や塾の先生に質問するしか方法がありませんでした。図書館もありますが、子供にとって図書館の利用は難しいでしょう。

一方、最近はインターネットの発達によって、検索すればさまざまな情報を得られるようになりました。スマホやパソコンは調べるのに役立つツールです。しかし、「何をどう調べればいいのか」がわからないと、延々とネットサーフィンをして時間を浪費してしまいます。便利な時代だからこそ、調べる力が求められます。

「調べる力」の基礎となる5つの力

「調べる力」というと漠然としていてとらえどころがありません。そのため、調べる力を5つの基礎的な力に分解して紹介します。

[1] 目次と索引を使いこなす力

多くの参考書や図鑑などには、目次と索引がついています。目次は、内容の見出しとページ数が記載順に並んだ一覧です。一方、索引は、語句や人名などを五十音順などに並べてページ数と一緒にまとめた一覧です。

本で調べる場合、まずは目次や索引を見ることが大切です。また、インターネット上でも、目次がついている記事が増えてきました。調べたいことの記載箇所を目次から見当をつけられるようになると、調べものがはかどります。

[2] 最適なツールを選択する力

便利なインターネットですが、誤った情報や根拠が不明確な情報もたくさんあります。そのため、インターネットで調べるのが適切でない場合もあります。

インターネットに依存するのではなく、状況に応じてさまざまなツールを選択するといいでしょう。言葉の意味を調べたければ辞書、動物の特徴を調べたければ図鑑というように、ツールを使い分けられれば、調べることが上手になります。

[3] 見たものを言語化する力

「川沿いに咲く黄色い花」の名前を知りたければ、インターネットを使って「黄色 花 河川」で画像検索します。すると、アブラナの画像がヒットして、目の前の花がアブラナだとわかります。

検索のポイントは、花の色を表す「黄色」だけでなく、場所を特定する「河川」なども入れることです。そうしないと、ヒマワリやタンポポなどがヒットして、アブラナにたどり着けない可能性があります。

このように、名前の知らないモノについて調べるときは、目の前にあるそのモノの特徴や状況を的確にとらえて言語化する力が求められます。

[4] 情報を取捨選択する力

インターネットで「選挙」を検索すると、政党のHPやニュースなどがたくさんヒットします。選挙制度の仕組みを知りたい場合、これらのページを読んでも、求める情報は得られないでしょう。まずは、タイトルや抜粋を参考にして、調べたいことと無関係なページを除外すべきです。

インターネット上の膨大な情報を取捨選択する習慣が無いと、ページを開いたり閉じたりするだけで時間を浪費します。調べる目的が明確ならば、あえてインターネットを使わず、教科書や参考書を使って調べるのも有効です。

[5] わからないことを深掘りする力

「論理」の辞書的意味は「議論の筋道」です。多くの小学生は「筋道」の意味を知りません。このとき、「筋道」の意味まで調べるのか、「よくわからない」と思ってもそのままにするのかで、学力差が広がっていきます。もちろん望ましいのは前者です。

わからないことを自分が納得できるまで芋づる式に調べるのは、時間がかかって非効率的に思われるかもしれません。しかし、面倒がらずに深掘りできれば、調べたことを十分に理解できて記憶にも残ります。中途半端なところで調べるのをやめないことが大切です。

調べる力を伸ばせば学力も伸びる

調べるのが苦手な子供に対して、保護者は、今回紹介した5つの力を伸ばすきっかけとなるアドバイスをするといいでしょう。たとえば、参考書をパラパラめくっている子供には、「索引を見ようね」と声をかけてみてはいかがですか?

このようなやり取りを通して、子供の「調べる力」は鍛えられます。疑問を自分で調べて解決できる子供は、誰かに教わらなくてもどんどん知識を吸収するので、中学受験で求められる学力も自然と伸びていきます。

※記事の内容は執筆時点のものです

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