中学受験ノウハウ 習慣づけ

【中学受験】合格後にやっておきたい! 入学までの過ごし方

2020年1月24日 石井知哉

念願の志望校合格は、親子で待ち望んでいたものですよね。今回は、合格をより価値あるものとするために、合格後にしておきたいことをお伝えします。

入学までの一般的な流れ

まず、合格が決まってから入学までの大きな流れを確認しておきましょう。

入学手続き

各種の書類提出や、入学金の支払いなどの事務手続が必要となります。合格後すぐに期限が来るわけではありませんが、少なくとも期日は正確に把握しておき、余裕を持って手続きが完了できるようにしましょう。

挨拶回り

塾の先生をはじめ、出願の調査書作成で協力してくれた小学校の先生、応援してくれた親戚や友人たち、アドバイスをくれたり相談に乗ってくれたりした人たちを親子で訪れ、お礼の挨拶をしましょう。もちろん合格を勝ち取ったのは受験生本人ですが、子供ひとりの力だけで合格できたわけではありません。「様々な人のサポートがあっての合格」という気持ちを、子供が忘れないようにすることが大切です。

オリエンテーション

入学式に先立って、2月の終わり頃から3月にかけてオリエンテーションをおこなう中学校もあります。新入生を集めて、入学後の心構えや、入学までに勉強しておくべきことなどが説明されます。学校によっては、提出課題が出されることもあります。

受験後は、まずは「充電期間」を

志望校に合格したあとは、子供が羽を伸ばす時間も必要です。入学に向けて、合格してすぐに勉強に取りかかる必要はありません。

長期間にわたり、遊びや趣味、好きなことを我慢して受験勉強に取り組んできた子も多いはず。オフの時間をつくって、ゆっくり休むことも大切です。受験勉強のために我慢したゲームやテレビ、マンガなど、やりたかったことを思う存分させてあげましょう。

子供にとっての「受験合格」は、社会人でいえば一大プロジェクトを完了したようなものです。やっとひと息つける、と思ったところにまた新たな仕事が入ってくるのは、気が休まりませんよね。心身ともに消費したエネルギーをしっかりと充電することも、中学入学に向けての大切な準備のひとつです。

そして十分に英気を養ったら、いよいよ中学入学に備えて勉強をスタートさせていきましょう。「入学までに間に合うのかな?」「中学の授業についていけなかったらどうしよう」といった不安を抱くこともあるかもしれません。しかし合格したということは、それだけの学力があるわけですから、安心して大丈夫です。

「何を勉強すればいいか?」に迷ったら

オリエンテーションがある学校の場合、「入学前課題」が出されることがあります。これは「入学までにここまではできるようになっておいてほしい」という、学校からのメッセージです。授業は、入試と、この入学前課題を通じて一定の力を身につけていることを前提に進みます。ですから、まずはこの課題に取り組むことが最優先です。

塾に相談するのもひとつの手

入学前課題がない、もしくは終わってしまってさらに勉強したい場合は、中学受験で通っていた塾に相談してみてください。子供の学力や性格、進学する中学のことを塾はよくわかっていますから、具体的な勉強内容や効果的な学習方法を教えてもらえるでしょう。

多くの塾では「中学準備講座」を開講しているので、参加してみるのもよいですね。中学準備講座では、英語と数学を中心に先取り学習をすることが多いです。

また、参考書や問題集も市販で入手できます。これらを利用するなら、進学先の中学校のカリキュラムやレベルに合ったものを選びましょう。一般的な公立中学校向けの内容の先取り学習だと、私立中学校のレベルには物足りない可能性があるからです。

たとえば、公立中では英語の授業をアルファベットの読み書きから進めますが、多くの私立中では、それは入学前のオリエンテーションや課題で済ませて、ハイペースで授業を進めていきます。ですから、準備講座や市販教材で基礎的な内容を理解しつつ、中学校での学習進度を意識してはやめの予習を心がけるとよいでしょう。英語の場合は、出版社によって教科書の文章や扱う文法・単語の学習順序が異なります。教材を購入するなら、中学校の教科書に準拠したものを選ぶことをおすすめします。

合格は、「ゴール」ではなく「スタート」

より良い学習環境で学ぶための中学校受験ですから、合格してから入学するまでの過ごし方にも目を向けておきたいものです。せっかく入った中学校での学びをより有意義なものとするために、入学準備は欠かせません。憧れの中学校での生活は、もうすぐ目の前です。

※記事の内容は執筆時点のものです

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