
理科への興味を育む。家庭でできる理科実験|なるほどなっとく 中学受験理科
専門家・プロ
2020年2月27日
水溜 兼一(Playce)
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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。
子どもが自ら手を動かして実験することは、理科への興味を育み、「なぜだろう?」と考える力をつけることにつながります。そこで今回は家庭でできる理科実験を紹介します。
Contents [hide]
- 実験には机上の学習では得られないメリットがある
- 実験1 ―― 紫キャベツの試験液で、物質の性質を調べよう
- 実験2 ―― うがい薬を使って、ヨウ素デンプン反応を確かめよう
- 実験3 ―― レバーとオキシドールで酸素を発生させよう
- 実験4 ―― 重曹とレモンで二酸化炭素を発生させよう
実験には机上の学習では得られないメリットがある
理科の学習は、身近な事象に興味を持ち、自分で体験したことをさまざまな角度から検討してみることが大事です。ところが受験勉強となると、教科書や参考書の知識を頭に詰め込むことに注力しがちです。
本で覚えただけのことよりも、自分で体験したことの方がインパクトがあるので、記憶に残りやすくなります。そして、体験と検討を繰り返すことで、「あのときはこうだった。それなら、これとあれは関係するのではないか」と、物事のつながりを考える力もついていきます。子どもの体験のひとつとして、自ら理科実験をしてみることは大変貴重です。
学校と同じように、薬品を扱ったり、専用器具を揃えたりすることは難しいですが、理科実験のなかには身近な材料を使って家庭でできるものもあります。ここでは4つの実験を紹介しますので、保護者の方がサポートしてあげながら、ぜひ親子で行ってみてください。
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