地学分野「天体」の学習は、太陽と星の動きをセットで覚えよう|なるほどなっとく 中学受験理科
専門家・プロ
2020年2月07日
水溜 兼一(Playce)
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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。
地学分野は、地層、天体、気象などの単元がありますが、なかでも天体が最も苦手という受験生が多く見られます。今回は、天体の学習の第一歩として、太陽と星の動きを中心に学習のポイントを紹介します。
太陽と星の動きを理解することが学習の第一歩
天体の学習は、代表的な星座とその特徴を覚え、太陽と星の動きを学び、月の満ち欠けについて知ることがメインになります。入試では、太陽と星がどのように動くか、季節の星座がいつ頃どの方角に見えるかを問う問題がよく出ます。
星は、自ら光を放つ「恒星」、恒星の周りを回る「惑星」、惑星の周りを回る「衛星」などに分かれます。そして太陽を除く恒星は星座を構成しています(太陽は恒星の一種ですが、ここでは、太陽とそれ以外の恒星に分けて解説します。なお本記事での星とは、恒星を指します)。
太陽と恒星の位置はいつも変わりません(※)。しかし、地球が自転と公転をしているため、地球から見ると太陽は東から昇り、季節によって見える星が違います。
※ 実際は恒星の中には動くものもあるが、地球からの距離がかなり離れているため、動かないように見える
天体が苦手になってしまう大きな理由は、
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