思春期に差し掛かった娘と母が二人三脚で挑む中学受験は、さまざまな試練があり、ひと筋縄ではいかないもの。森田家も例にもれず、順風満帆に第一志望の合格を掴んだわけではありませんでした。中学受験率の高い人気学区に転居してまで叶えたかった、私立中高一貫校への進学。「結果を出してあげたい」という親心が、いつしか厳しすぎるコントロールに変わってしまい……。ある日突然チックの症状が出るようになった娘に、母がとった行動とは?
- 小学校の「学区選び」から始まった中学受験
- ある日突然、娘が首を振るようになって……
- 娘と適度な距離感を保つために個別指導塾へ
- 成績と本人の意思を鑑みて、第一志望を鷗友学園に
- 入試中にまさかの初潮を迎えてしまい……
- 思春期の娘と母の中学受験は、適度な距離感が重要
小学校の「学区選び」から始まった中学受験
森田家の優花さん(仮名・中学生)が通っていたのは、8割以上の子どもが中学受験をする都内の名門公立小学校。母親の直美さん(仮名)は、ママ友から「学力の高い公立小学校」という評判を聞きつけ、わざわざその学校の通学区域内に引っ越しをしたといいます。