小学4年生に上がる前の春休みから中学受験を目指す勉強をはじめた加藤家の颯太(そうた)くん(仮名・中学生)。5年生の冬からの転塾もスムーズにいき、順調に受験勉強を進めていましたが、6年生の6月ごろから、親の干渉をいやがるようになります。早くも反抗期を迎えた息子に、母親の麻衣さん(仮名)はハラハラしましたが……。
- 小3で海外から帰国。まずは日本の生活に慣れるところからスタート
- 日本での生活に慣れたころ、SAPIXへの転塾を考える
- 転塾後も問題なく通塾 成績はゆるやかに上昇
- 6年生になって反抗期に突入。テストの採点もさせてくれない……
- 生活管理に徹して、勉強は口出ししないように
- 得意な算数を活かして、巣鴨の算数選抜に挑戦
- 1月の併願校は無事にクリア。しっかりと実力はついていた
- 模試の合格判定「A」でも、やはり海城はむずかしかった
- 反抗期の息子に、母親としての手紙をそっと渡して……
- 子どもが勉強嫌いだったら、中学受験を強制はしなかった
得意な算数を活かして、巣鴨の算数選抜に挑戦
生活面のバックアップをすることで、裏方に徹していた麻衣さん。コミュニケーションは少なくなりましたが、颯太くんは塾(SAPIX)にも真面目に通い、宿題もしっかりこなしている様子でした。塾での志望校別クラスは「海城」「芝」「巣鴨」をめざす男子難関校クラス。第一志望を海城に決め、いよいよ併願校のスケジュールを組む時期になりました。