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ゲーム感覚で取り組める! 家庭でもできる「ビジュアルプログラミング」って?

2020年3月12日 福井俊保

2020年度より、小学校でプログラミングが必修化されます。小学校では「ビジュアルプログラミング言語」と呼ばれる言語が使われるといわれていて、これは家庭でも学ぶことができます。この記事では、ビジュアルプログラミング言語とは何かという点とともに、家庭でおすすめの学習ツールを3つ紹介します。

プログラミング言語って?

「プログラミング言語」とは、コンピューターが理解できる言葉のことです。プログラミングと聞くと、アルファベットがたくさん並んでいる画面をイメージする方も多いと思います。あの画面では、プログラミング言語を使ってコンピューターに命令を出しています。

小学校では、子供でも理解しやすいプログラミング言語が使われる

さまざまなプログラミング言語がありますが、小学校の授業で使うと考えられているのは「ビジュアルプログラミング言語」です。

■ビジュアルプログラミング言語
ブロックなどを組み合わせてプログラミングをする言語のこと

ビジュアルプログラミング言語は、視覚的に理解できる言語です。そのため、小学生がプログラミングを学ぶツールとしては最適だと考えられます。

ちなみに、ビジュアルプログラミング言語ではブロックを使うので、できることが少ないように思えます。しかし、そんなことはありません。ゲームをはじめ、さまざまなプログラムが作成できるようになっています。

代表的なビジュアルプログラミング言語3選

ビジュアルプログラミング言語は、ひとつではありません。代表的な言語は以下の3つです。家庭でも簡単に使えるので試してみてください。

・スクラッチ
・プログラミン
・ビスケット

【ビジュアルプログラミング言語①】スクラッチ

スクラッチは、アメリカのMITメディアラボが開発したプログラミングです。日本語でもプログラムできるため、小学校低学年でも問題なく使えます。

スクラッチにはコミュニティがあり、世界中のユーザーがつくった作品が公開されています。なかには、マリオブラザーズといった懐かしい作品をスクラッチで再現している人も。公開されている作品を参考にして、プログラミングの練習をしてみるのもよいですね。

スクラッチは、ダウンロード版とブラウザ版があります。現在「スクラッチ3.0」が公開されていて、タブレット端末でも利用できます。ブラウザ上の動作はよいといえないので、ダウンロードしてパソコンでプログラミングするのがおすすめです。

ちなみに私の教室(スモールトレイン)でも、スクラッチをダウンロードして使っています。バージョンは初期の「スクラッチ1.4」を使っていますが、今のところ問題なく動きます。

スクラッチ(Scratch) https://scratch.mit.edu/

【ビジュアルプログラミング言語②】プログラミン

プログラミンは、文部科学省が開発したプログラミング作成サイトです。パソコンを使う必要があり、Wi-fi環境が必要になります。

プログラミンは、スクラッチと同じようにブロックを組み合わせてプログラミングしていきます。イラストを動かしながらプログラミングを学んでいったり、漫画の『宇宙兄弟』とコラボしていたりするなど、小学生でも学びやすい言語といえます。

*プログラミンを使うには、WEB上のアニメーションを動かす「Flash(フラッシュ)」をインストールする必要があります。しかし「Flash」のサポートがなくなるといわれており、今後の動作環境には留意が必要です

【ビジュアルプログラミング言語③】ビスケット

ビスケットは、「メガネ」(丸い枠が2つ付いたもの)を使って変化を与えていくプログラムです。使用するには、専用アプリをインストールする必要があります。インストールすると、タブレットでも簡単にプログラムできるようになります。

ビスケットは、スクラッチ、プログラミンのようにブロックを組み合わせてプログラムするものではありません。日本語を使う必要がなく、直観的にプログラムできるので、ブロックを使ったプログラミングよりもさらに使いやすいという特徴があります。

ビスケット(Viscuit) https://www.viscuit.com/

家庭でもプログミングをやってみよう!

家でプログラミングをする場合、いきなりつくり始めるのは難しいと感じるかもしれません。その場合は、まずは本を読んでみたり、NHK番組「Why!?プログラミング」を参考につくってみたりするのもおすすめです。

「Why!?プログラミング」(NHK)
https://www.nhk.or.jp/sougou/programming/

ビジュアルプログラミング言語は、小学生でも視覚的にプログミングしやすい仕組みになっています。無料で使えたり、本やテレビを参考にするだけでよかったりと、家庭でも簡単にプログラミングできます。まずは真似から始めてみて、さまざまな作品がつくれることを実感してみるのもよいですね。子供と一緒に、楽しみながらプログラミングを学んでいきましょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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