中学受験ノウハウ 習慣づけ

子供に本を読ませたい! 読書好きの子に育てる2つの方法

2018年1月23日 みみずく

活字離れがニュースになるたび、多くの保護者は「本を読ませたい」と思います。子供が国語を苦手としているならなおさらです。だからといって、保護者が文学全集を買い与えても、なかなか読んでくれず……。そんな状況を変えるためにはどうすればいいのでしょう? そこで今回は、子供を読書好きにするための方法を紹介します。

子供に本を読ませる第一歩は、興味に寄り添うこと

子供に受験をさせるからといって、いきなり国語の試験によく出題される文章を読ませようとすると、見向きもしません。子供に本を読ませ、読書好きにする第一歩は、受験勉強から離れて、興味に寄り添うことです。

社会好きの子供におすすめの本は歴史漫画と旅行ガイドブック

社会が好きな子供は、小学館や集英社などからセット販売されている歴史漫画に興味を示すことが多いです。誕生日やクリスマスのときにプレゼントするのはいかがでしょうか? 漫画で物足りなくなった子供は歴史小説を読み始めるかもしれません。 また、地理好きの子供には、旅行ガイドブックがおすすめ。 地図や写真が満載のガイドブックは、読んでいるうちに地名や名所が自然と頭に入ってくる優れものです。

理科好きや算数好きの子供におすすめの本は図鑑とパズル本

理科が好きな子供には、学研などの図鑑シリーズを買ってあげるのがおすすめです。その際のコツは、動物や植物、昆虫、恐竜、宇宙といったジャンルから、子供に好きな本を選ばせること。図鑑をきっかけに興味を広げて、『シートン動物記』や『ファーブル昆虫記』などに手を伸ばすこともあります。 算数パズルや図形パズルの本は、子供を活字に触れさせるだけでなく、算数力も鍛えてくれます。「パズルなんてバカバカしい」と思わず、楽しいパズル本を子供に買ってあげてはいかがですか?

日ごろの勉強に音読とツッコミを取り入れて、読書に結びつけよう!

「たくさん本を読みなさい!」と、一方的に子供に読書を無理強いすると、本を嫌いになることもあります。そこで効果的なのは、日ごろの国語の勉強を読書に結びつけることです。そのコツを紹介します。

音読で大切なのは、子供の発想に共感すること

学校や塾の国語の授業では、さまざまなジャンルの文章を扱います。これらを子供に音読させましょう。たとえば『走れメロス』を授業で扱っているなら、それを音読させます。その際、保護者は「この場面でメロスはどんな気持ちだったのかな?」といった具合に、ところどころでツッコミをいれます。すると、子供は考え始めて、文章の世界にハマっていきます。 ここで保護者が注意すべきは、子供の自由な発想を否定しないことです。子供は文章を無視して、実体験などに基づいて発言しがちです。保護者が「そういう考えもあるね」と共感してあげると、子供は「自分とメロスは同じだ」と思い、メロスのことをもっと知りたくなります。子供が「『走れメロス』を最初から最後まで読みたい!」と言い出したら音読は大成功です。

おもしろい小説を中学受験国語の過去問集からピックアップしてあげる

国語の勉強で子供が興味を示すのは、笑いあり、涙あり、不思議ありの小説です。 中学受験国語の過去問集には、そんな小説が盛りだくさんです。たとえば、みくに出版『中学入学試験問題集 国語編』(通称「銀本」)の中から、保護者がいくつかピックアップして、「これを読んでみようよ」と子供に勧めるのもいいです。 子供に過去問の小説を読ませるときは、音読とツッコミだけにして、設問は無視でOK。問題解くのではなく、あくまで読書の一環として過去問を利用します。中でもおすすめなのは、宮沢賢治や太宰治、新美南吉など、有名作家の作品。これらは入試で出題されやすいうえに、ネット上の電子図書館である青空文庫に、その多くが掲載されています。子供が有名作家の作品をおもしろがったら、スマホなどで青空文庫を検索して、全文を読ませてあげましょう。

子供を読書好きにする方法は意外と簡単!

子供を読書好きにする方法は、子供の興味に寄り添うことと、日頃の国語の勉強を読書に結びつけることです。この方法ならば簡単で、子供も保護者も無理なくできるのではないでしょうか? 本の中には、楽しみや感動がいっぱい詰まっています。たくさんの子供たちがそうした本の魅力に気づいて、自ら読書をするようになるとすてきですね。




※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

家庭教師/ライター。墨田区・台東区を拠点に活動している個人家庭教師。家庭教師を本業としつつ、ライターとしても活動しています。モットーは「好きな人を応援する」。小学生の指導科目は国語・算数(数学)・英語・理科・社会・作文など。「楽しく学びながら、中学の準備をする」ことを目標に指導をおこなっています。

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