私立中学の特徴と進学のメリット (1ページ目)
小学生のお子さんがいる場合、進学する中学校を私立にするか、公立にするかを考えると思います。今回は私立中学の特徴とそこへ進学するメリットについてご紹介します。
建学の精神と、変化に合わせた柔軟な姿勢
私立校は学校ごとに独自の教育理念があります。公立校の教育が国の方針や自治体の考えに影響されて揺れ動くのに対し、私立校は建学の精神のもと、教育に対する根本的な考え方は変わりませんし、先生の異動もありません。
私立中学の学校案内にはよく「不易流行」という言葉が出てきます。不易流行とは、本質的なものは忘れずに、変化も取り入れていくことを指します。
創立以来、変わらずに続いている伝統と、時代の変化に合わせて柔軟に変えていく姿勢が学校ごとの校風といえます。したがって、子供に合った私立中学がきっとあるはずです。
難関大への進学は私立中学が圧倒的有利
難関大学への合格をめざすなら、私立の中高一貫教育校が有利です。学校別の国立・難関私大合格者ランキングの上位の多くは私立の中高一貫校で占められています。
私立校は、公立校に比べ、数学・英語など主要科目の授業時間数が多く、ハイレベルな教材と授業も期待できます。わが子を難関大学へ合格させたいと考えるなら、私立中学の検討は外せません。
難関私立中でなくても、恵まれた環境で一定の教育を受けられる
前述のような難関大への進学実績が高いのは、いわゆる「難関私立中」です。小学3、4年生の頃から本格的な中学受験勉強を始める必要があり、そのなかでも一部の受験生しか合格できません。
ただし、「落ち着いた環境、恵まれた環境で安心して一定のレベル以上の教育を受けたい」という希望をかなえるために、難関私立中ほど狭い門ではない私立中を選ぶという選択肢があります。
難関校でなければ5、6年生から国語・算数の2科目に絞って受験用の勉強を始めても入試に間に合いますし、公立(都立)中高一貫校と同じ適性検査型の入試を採用しているところも増えました。
難関校ではないといっても入試をクリアした一定レベルの学力を持った生徒しか入学できないため、一部の公立中のような学級崩壊や授業崩壊の心配がなく、また教育熱心な家庭が多いため、安心して学校生活を送ることができます。
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