中学受験ノウハウ 志望校選び

私立中学の特徴と進学のメリット (2ページ目)

専門家・プロ
2018年3月15日 西村創

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私立中学ならではの多様な教育方針

私立ならではの教育方針として、グローバル社会に対応している学校も多くあります。多くの公立中では予算経費の理由から海外への修学旅行や語学研修には行けませんが、私立校では中学生から海外経験を積むことができます。ネイティブスピーカーの英語教員を多数雇用して、実用英語の習得に力を入れているところも多いです。

設備などハード面の魅力

私立校は設備面も充実しています。格調高い伝統的な校舎から、斬新な未来型デザインの校舎までさまざまです。10万冊を超える蔵書を有する図書室や、複数のサイエンスラボ、音響効果に優れたホールに広大な体育館、電子黒板などのICT教育の機器が充実している学校ばかりです。共働きの家庭のために食堂・カフェテリアがある学校も増えました。

このように私立校は生徒の学校生活を充実させているため、校舎や設備などのハード面から、教員やカリキュラムなどのソフト面まで、求められるニーズに応えて進化しています。学校を見学してその魅力を体感してみると、それまで抱いていた考えに変化があるかもしれません。

中学時代のクラスメイトや先輩が、その後もつながることも

これまでお伝えしてきたように、私立中はそれぞれさまざまな特徴があります。数多くの学校のなかからひとつの学校を選んで入学したクラスメイト、先輩たちは、学力だけでなく、志向や価値観が近く、さらに多感な中高6年間を共に過ごすなかで築かれた絆が一生続くことが多いようです。

就職時や社会人になってから頼りになる人脈としても心強いものがあるという私立中出身者の声もまだまだ多いです。

ここまで私立中学の特徴とメリットをご紹介してきましたが、いかかでしたでしょうか。子供の適正と志向、家庭の教育方針をふまえ、最適な学校選択ができるよう情報収集につとめてください。

※記事の内容は執筆時点のものです

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