中学受験ノウハウ

ノートの取り方で差をつけよう! 塾の授業を家庭学習に役立てるためのノート術5選

2021年2月03日 みみずく

塾に通う中学受験生は授業中にノートを取ります。しかし、そのノートが家庭学習の役に立っているかどうかは子供によってさまざまです。もし役に立っていないなら、ノートの取り方を見直す必要があります。今回は上手にノートを取るためのヒントを紹介します。

授業中にノートを取るのは何のため?

塾の授業では多くの場合、学校の授業とは違ってノート提出がありません。そのため「先生にチェックされないからいいや」と考えてノートを取らない、もしくはいい加減に取る子供がいます。

子供がこのような状態になっていたら、保護者は叱るのではなく、「授業中にノートを取るのは何のため?」と子供に質問してみてください。子供が「わからない」と答えた場合は、ノートを取る目的を一緒に考えてあげるとよいでしょう。

授業中にどんなに「わかった」「できた」と思ったことでも、その多くはしばらくすると忘れます。だから忘れても大丈夫なように、後で見直して復習に役立てられるノートを取ります。保護者は子供に「授業中にわかったかどうかは関係なく、忘れても困らないようにノートを取るんだよ」と伝えましょう。

塾の授業を活かすためのノート術5選

塾の授業を家庭学習に役立てるためのノート術を詳しく紹介します。子供と一緒にノートを見直してみましょう。

1.目的別にノートを分ける

ノートを上手に取る第一歩は、目的別にノートを分けることです。ノートを分けないと、どこに何を書いたのかがわからなくなったり、復習で使うノートを提出してしまったりして、困ったことになるからです。

保護者は最低でも、授業用ノートと宿題用ノートの2冊を用意します。また、ノート提出のある授業では、提出用ノートも追加します。なかでも授業ノートは、授業で学んだことなどをまとめていく自分だけの参考書です。受験が終わるまで使うので、失くしたり捨てたりしないように、保管場所を決めておきましょう。

2.「見せる」ことを意識する

「見せる」ことを意識すると、ノートの取り方が上手くなります。「見せる」といっても、赤の他人に見せるのではなく、将来の自分に見せることを意味します。

前述の通り、ノートは忘れたときに見直して記憶を復元するためのものですから、自分でも読めない字や意味のわからない図はNGです。

ただし、きれいな字や図にこだわる必要はありません。子供はきれいさにこだわると、大切なことを書き切れなくなります。保護者は子供に「きれいなノートでなくてもいいから、後で見直したときに思い出せるノートを目指そう」と声をかけるとよいでしょう。

3.答ではなく過程をメモする

多くの子供は「答が一番大事」と思い込んでいるため、授業では答だけを一生懸命ノートに写します。そして、家庭学習のときに「答はわかるけれど、どうやって解くのかわからない」となりがちです。

授業で問題を解く過程や先生の話をメモしてこなければ、家庭学習で役立つノートにはなりません。保護者は子供のノートをチェックして、途中式などが書かれていない場合は「この答になるのはどうして?」と問いかけてみてください。子供が答えられなければ、保護者は過程をメモすることの大切さを伝えましょう。問題の答が配布されているならば、「答を写さなくてもOK」としても構いません。

4. 使う色を3色に限定する

「ノートのカラフルさと成績は反比例する」といわれます。子供は色ペンを使うのに気を取られ、先生の話を聞き漏らすからです。

学校の提出物ならまだしも、塾用ノートをカラフルにする必要はありません。一番大切なことは赤で、二番目に大切なことは青で、それ以外は黒で書けば十分です。

子供は色ペンがあると使いたくなるものです。保護者はまず、子供に鉛筆・赤ペン・青ペン以外の色ペンを持たせないようにしましょう。また、きれいに色付けされたノートを褒めないことも大切です。

5. 書き足しで余白を充実させる

子供の多くは「ノートがもったいない」と言って文字などを詰めて書きます。しかし、このような書き方は好ましくありません。なぜなら、後でノートに書き足せなくなるからです。

授業中にノートを取るときは、余白を残しておくのがコツです。その余白は、家庭学習のとき、調べたことや自分の弱点などを余白にどんどん書き足すのに使います。保護者が子供に「ここはどう考えたの?」と質問して、余白に式などを書かせるのも効果的です。余白を充実させれば成績も上がります。

上手なノートの取り方は一生ものの財産

中学進学後もノートを取ることが求められます。そして、多くの中学校ではノート提出があり、ノートの充実度が評価に直結します。中学受験の勉強を通して上手なノートの取り方を身につければ、それは一生ものの財産になるでしょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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