【中学受験】がんばっているのにできない! 親が意識したい3つのアクション
中学受験に挑んでいると「子供は勉強をがんばっているけど、なかなかできるようにならない……」という悩みにぶつかることがあります。親としては「このまま中学受験をさせて大丈夫なのかな?」と不安に感じることもあるかもしれません。こうした悩みや不安は多くの家庭が直面するものですが、実は乗り越えるためのアクションを知っていれば落ち着いて立ち向かえるようになることも多いのです。
[1]冷静に受け止める
なかなかできるようにならない子を前にすると、親としても心配になりますよね。しかし、そもそも伸び悩むことは中学受験では珍しいことではありません。むしろ、右肩上がりに成績が伸び続ける子のほうが稀。成績が伸び悩んだとき「成長のチャンス」です。親子で粘り強く逆境を乗りこえ、レベルアップを積み重ねること。それが合格へとつながる道です。
そして子供は、親の感情に敏感です。親が慌てている姿を見ると動揺してしまいます。ですから、子供ががんばってもできないときこそ親は冷静な姿を見せるようにしてください。一方で、次のように感情にまかせた言動は禁物です。
- いらだちをぶつける
- バカにする
- 落胆した様子を見せる
- ため息をつく
親にとっては無意識でも、こうした言動を子供は重く受け止めます。そしてこのとき抱いたネガティブな感情は、子供の心に残り続けます。すると勉強する動機が「親に怒られたくない」「親をがっかりさせたくない」といった内向きなものに変わってしまうことがあるのです。こうした心理状態になると問題を解いている最中もビクビクし、テストや模試などに集中できません。結果として勉強時間の割に成果が出ず、親子ともますます焦っていってしまうのです。このような悪循環を避けるためにも、子供が伸び悩んでいるときこそまずは親が落ち着き、現状を冷静に受け止めてあげてほしいと思います。
[2]成長に気づかせる
がんばっているのにできない状態が続くと、子供も自信を失いがちです。「どうせできない」と思いこむと、解けるはずの問題も解けなくなることがあります。勉強すればするほど“できない自分”を痛感し、ますます自信を失う……。こうしたループはなんとしても避けたいですよね。
そこで自信を失っている様子が子供に見られた場合には、まずは自信回復に努めてあげてください。親からのポジティブなほめ言葉で、気持ちを上向きにさせてあげるのです。とはいえ、がんばってもできない状態なのに、いったい何をほめてあげれば良いのでしょうか?
それは、小さな成長です。「点数をほめる」といったわかりやすい形である必要はありません。がんばってきたプロセスに目を向けると、これまでと比べて良くなっているところが必ず見つかるはずです。
小さな成長(例)
- 途中式を見やすく書くようになった
- 時間配分を意識するようになった
- 漢字のトメ・ハネ・ハライをていねいに書くようになった
- わからなくても空欄のままにしないで埋められるようになった
とじる
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